TK建装/髙橋 雅洋 社長

2021年05月25日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

コロナ禍でも業績うなぎ登りの内装仕上げ工事企業
設立10周年を経て次なるステップへの準備着々

TK建装

髙橋 雅洋 社長

 コロナ禍にあって様々な業種・業態で業績不振が続く中、2021年1月期に前年比180㌫の増収を弾き出し、今期も半年足らずで既に前年を上回る売上を確保している伸び盛りの内装仕上げ工事企業がある。震災の年の11年2月、千葉県船橋市で設立され、今年設立10周年を迎えた株式会社TK建装だ。
「いち早く積算ソフトを導入し、業界に有り勝ちな『どんぶり勘定』を改め、お見積りは10円単位で提出しています。『一石二鳥』を合言葉に、徹底して業務効率を高め、コストを削減して尚且つお客様納得の上、適正な利潤を頂戴しています」
 と業績好調の要因を話すのは、兄貴分的立場で同社を率いる髙橋雅洋社長だ。

 髙橋社長は船橋市の高校を卒業後建設職人として腕を磨いてきたが、ある時現場作業中に膝を痛めて職人の道を断念。以来施工管理と人材育成の道を歩み、厚生労働省認定の「ものづくりマイスター」や職業訓練指導員等の資格を獲得、満を持して同社設立に至る。
 建設業界で職人不足が言われる昨今だが、同社では6年前からベトナム人技能実習生の受け入れを始め、現在、5名の実習生が主要戦力として活躍している。

 かつて職人の世界では「技を盗め」と言われたが、同社の育成方針はまさに「職人の学校」。座学や実践を通して「何故この作業が必要なのか」という原則から現場作業への理解を深め、メキメキと技能を上達させていく。その徹底ぶりは、内装仕上げの技能検定を受けるために、実際の資材を使用して実地訓練を施す練習場を用意している程だ。
 職人の気持ちが分かる髙橋社長は、実習生の両親に挨拶するためにベトナムの実家を訪ねたり、実習生と酒席を共にするなど、家族のように接する。その姿勢は日本人社員に対しても同様で、社内の一体感とチームワークは高まる一方だ。
 その一体感からは様々なアイデアが生まれている。自社所有の畑で収穫した野菜を使ったベトナム料理店の出店や、外国人のための宿泊設備も備えた「職人育成学校」の設立、さらに同社卒業生によるベトナム法人の設立まで、具体的な計画が動き始めているのだ。

「大型施設の耐震天井には自信があります」

 学校や商業施設、倉庫など大型施設の内装仕上げ工事を中心に事業を展開してきた同社は特に、天井の高い大型建築物の耐震天井施工を得意にしている。
「会社設立直後に発災した東日本大震災で、体育館などの天井が崩落する無残な映像を目にして、常々何か出来ることはないかと思案していました。そんな中、業界の誰もが躊躇する面倒な耐震天井施工にチャレンジし、今では評判が評判を呼び各方面から特命の引き合いを頂いています」
 と、社会貢献への思いを語る髙橋社長。今後は「地球人」として多国籍チームを編成し、未来志向で社業を盛り上げていく。

【会社データ】
本社=千葉県船橋市北本町2-44-15 NAビル1F
℡047-409-8878
設立=2011年2月
資本金=100万円
事業内容=学校・倉庫・商業施設の内装仕上げ工事等
http://www.tk-kensou.co.jp

 

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