2022年06月21日
サンデー毎日「会社の流儀」掲載
㈱シー・エフ・ネッツ
木内 哲也 社長
「CPM」(不動産経営管理士)という資格がある。「IREM」(全米不動産管理協会)が認定する資格で、賃貸経営管理(プロパティマネジメント)において、高い倫理観と高度な専門性を持つと認められた個人のみに与えられる称号だ。欧米では、弁護士・税理士と並び称される称号で、世界に97の支部があり、約8200名のCPMが各国の不動産業界で活躍している。 日本在住のCPM約600名のうち、20名のCPMを擁する日本初の不動産コンサルタント会社が、2000年2月設立の株式会社シー・エフ・ネッツだ。
創業者の倉橋隆行会長は、03年4月に日本人として初めて米国でCPMを取得。それに先立つ01年には、真に倫理的でスキルのある不動産経営管理士を日本で育成するためのJREM(IREM日本支部の前身)設立に寄与。翌年には会長を務め、日本でのCPMの普及に尽力してきた人物だ。
「カスタマーフォーカス」(お客様に焦点を合わせる)を社名の由来とする同社は今年4月、大胆な組織改革を断行。傘下に8社を擁するシー・エフ・ネッツグループの中核会社の同社代表に、多士済々のコンサルタントの中から副社長を歴任した48歳の木内哲也社長を抜擢した。木内社長はCPMや、より高度な投資理論に特化した教育プログラムを持つCCIMの他、12件もの資格を保有する不動産投資のプロ中のプロ。自ら投資用不動産を数件運用してアセットマネジメントの手法を極める一方、IREM JAPAN東京ブロック長を務め、業界の地位向上にも力を注いでいる。
「以前は、各部門長の信任投票を社内で定期的に実施し、支持率70㌫の獲得を基準にしていた程オープンな社風の当社。その仕組みを発案した倉橋会長のスピリッツが隅々まで浸透し、資格取得支援においても宅建からCPM取得まで、時間的・金銭的なバックアップを惜しみません。真のカスタマーフォーカスを実践するためには、投資分析・エリア分析・市場分析・返済の安全率など、専門的知見を備えた人材が切磋琢磨する環境がベストだと考えるからです。当社では、自社で管理運営出来ない物件は絶対に売らないのです」 と、木内社長は代表就任に当って意気込みを話す。 同社の主要部門であるAM事業部・PM事業部、大阪・横浜・名古屋の各支社では、各地で所属コンサルタントによるセミナーを精力的に開催。YouTubeでも配信する他、対面またはオンラインで「自宅にいながらでも受けられる個別相談」随時受付中だ。
出版事業も活発で、倉橋会長監修・木内社長始め4名の同社コンサルタントの共著による「不動産投資新・プロの流儀」(プラチナ出版)他、多数の不動産投資指南書を上梓している。一読の価値ある一冊だ。
【会社データ】 本店=神奈川県鎌倉市大船2-19-35 CFネッツ鎌倉ビル ℡0467-50-0210 東京本社=東京都中央区京橋3-9-8 京橋白伝ビル ℡03-3562-8820 設立=2000年2月 資本金=7000万円 事業内容=不動産投資コンサルティングとその実践 https://www.cfnets.co.jp https://www.cfnets.co.jp/seminar/kongo/kobetsu.html(個別相談アドレス)
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