230613 エフリードグループ/藤江 伸二 社長

2023年06月13日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

「妥協なきモノづくりへの挑戦」をテーマに
施工力で北海道NO・1目指す施工・管理会社

エフリードグループ

藤江 伸二 社長

 札幌市や近郊都市を中心に賃貸マンション建設を手掛け、企画から施工・管理までグループ内で完結できる総合力を備えているのが、札幌市西区に札幌本店を置く株式会社エフリード(藤江伸二社長)だ。

 1962年創業の十勝・大樹町の土木工事会社をルーツとするが、現社名で賃貸マンション建設を本格的に開始したのは2012年のこと。以来10年余りで累計施工棟数は500棟以上に昇り、昨年度の受注高は130億円に達した。現在も道内外で50~60棟の物件が同時進行による建築中で、その施工管理能力は道内でもトップクラスと言える。

 藤江社長はこの事業を始めるに当たり皆で、「売上高を追うのではなく、施工力で北海道NO・1になろう」と申し合わせたという。
 その言葉通り企業理念に掲げるのは「妥協なきモノづくりへの挑戦」。確かな技術とプライドで、与えられた設計図を基に図面通りに正確に作る。社員一人ひとりが「当たり前のモノを当たり前に、工程通りに作る」というプライドを持って日々の仕事に取り組む姿勢が、顧客からの信頼に繋がり、紹介が紹介を呼ぶ現在の好業績に結びついていると言えよう。

 同社の施工力の高さを示す好例が、全国でも施工例の少ない特殊技術を要する「ハイウォール工法」の採用だ。

平塚市に完成した「ハイウォール工法」によるビル

 これは、これまで5階建までしか認められていなかったRC壁式工法を、「限界耐力計算」を用いた構造設計により、8階建てまで可能にした工法。柱や梁の邪魔が無くスペース効率が高い上に耐震性にも優れ、従来法に比して工費も5㌫程度削減できる。賃貸マンションの場合、狭小地でも投資効率の良い物件が建築出来る有望な工法だ。

「ハイウォール工法」を武器に
満を持して関東圏に進出

「札幌市及びその近郊の場合、地価や建築費が高騰し続けているため、より高い利回りが見込めるラーメン構造の中層階以上の大型物件をお薦めしていますが、賃料相場の高い関東圏であれば、『ハイウォール工法』による中層階の物件で充分採算が合います」
 と、藤江社長が語るように同社は、20年に神奈川県の住宅建築会社を傘下に入れ、㈱エフリード湘南を設立している。既に平塚市で「ハイウォール工法」による賃貸マンションを完成させており、3年以内に年間20棟の供給体制を整えていく構えだ。

 札幌本店から応援部隊も呼んで関東を強化する方針の藤江社長は、湘南平の見晴らし台に皆を集めて関東進出の意義を語りかけた。
「西は小田原から東は東京スカイツリーを見渡すこの広大な都会地が、これからの皆の活躍の舞台となる」
 グループの総合力で挑戦する決意表明だ。

高層賃貸マンションも数多く手掛ける

【会社データ】
札幌本店=北海道札幌市西区二十四軒三条4-6-9霜島ビル3F
℡011-622-1071
エフリード湘南=神奈川県平塚市浅間町6-28
℡0463-73-7926
創業=1962年4月
資本金=2700万円
事業内容=賃貸マンション企画・施工管理・賃貸管理
https://www.f-lead-co.jp

 

サンデー毎日「会社の流儀」 エフリードグループ/藤江 伸二 社長
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