2021年08月14日
読売新聞「Challenge Company」掲載
徳永薬局
徳永 章 取締役会長(右)、徳永愛子 代表取締役社長(左)
「メディカルナノコート」は多くの人の手が触れる箇所にコーティングすることで付着したウイルスや細菌を無力化し、接触感染のリスクを軽減する抗菌・抗ウイルス効果を持つ特殊被膜剤だ。
主要な抗菌成分がウイルスと同等の微小なシングルナノメートル(粒子径10ナノメートル以下)の粒子で構成されているので効率的にウイルスに接触し、高いコーティング効果を発揮する。酸化タングステンによる光触媒反応を利用しているが、配合されているプラチナ・セレン・モリブデンなどの作用で映画館・劇場などの暗所でも効果を失わない。各種の安全性試験をクリアし、子供が舐めたり触れたりする場所でも安心して使用できる。そのコーティング効果は大学研究機関や公的試験機関などの第三者機関の試験で検証されており、国際連合工業開発機関(UNIDO)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」にも登録されている高度技術だ。
これまで、その開発・製造元であるナスクナノテクノ ロジー社により、2009年の関西国際空港を始め羽田国際空港や成田空港・市役所・美術館・高級ブランド店・ホテル・医療機関など、様々な公共の施設にコーティング施工され、数多くの実績を残してきた。
その特殊被膜剤を気軽にセルフコーティング出来るようにハンドスプレーにしたのが「メディカルナノコート」スプレー缶だ。1本で5平方㍍分コーティングでき、抗ウイルス・抗菌効果は約3カ月間持続する。スプレータイプなのでドアノブやエレベーターボタン・手すり・スイッチなど接触頻度の高い箇所や椅子・テーブル、マスクや衣類にも簡単・手軽に抗菌・抗ウイルスコーティングが出来る。
コーティング後の手入れは、軽く拭き掃除する程度で大丈夫。1回コーティングすると効果が3カ月持続する。飲食店や介護施設などでのアルコールでの拭き掃除作業の手間を軽減すると同時に、頻繁に清掃できない場所のリスクも軽減する。
関東地方を中心に調剤薬局を展開する徳永薬局株式会社は、その仕事柄からもコロナ禍発生以前から全店舗・事業所に厳しい感染症対策を施してきた。そんな中で出会ったのが、ナスクナノテクノロジー社が開発・製造し、ナスクインターナショナル社(以下ナスク社)が販売・施工する「メディカルナノコート」だ。 早速、全店舗・事業所に「メディカルナノコート」施工を施した同社は、その抗菌・抗ウイルス効果の確かさを実感。打ち続くコロナ禍にあって、この安心・安全をより多くの人と企業に伝えるために今年3月1日、ナスク社との業務提携契約を締結した。
第一弾として手掛けるのが、6月1日を期して一次代理店として「メディカルナノコート」スプレー缶の普及に当たる販売事業だ。 一般需要に応える直販部門は、同社の関連会社である㈱グローライフが担当、小売価格はスプレー缶1本6600円(税込み)。全国への拡販に当たる特約店の募集事業は徳永薬局㈱が担当する(特約店価格は販売数量により変わります)。
1982年8月の設立。今年8月で40年目を迎える同社は、「地域社会への貢献」と「患者様のニーズに合わせた薬局づくり」をテーマに、立地各地の実情に沿った個性的な調剤薬局を展開。現在、関東地方を中心に70店舗を擁している。 2010年3月には在宅部を新設し、高齢者や身体障碍者など通院困難な患者様に対し、薬歴管理や服用法指導・服用状況管理等の居宅療養支援サービスを提供。各地の高齢者施設や、患者様宅に出向き、医師、看護師との連携の下、在宅医療を提供している。
「変異ウイルスの蔓延で、まだまだ先の見えないウィズコロナの時代。そんな時代を少しでも明るく、安心・安全に過ごして頂くために、『メディカルナノコート』普及事業に着手しました。今後も地域密着の『愛される薬局』を目指して、皆様の健康維持に貢献できるよう精進して参ります」 と、夫婦二人三脚で「愛される薬局」づくりの道を歩み、会社をここまで発展させてきた徳永章会長と徳永愛子社長は、変わらぬ企業姿勢を話している。
【会社データ】 本社=東京都稲城市矢野口305-1 長坂ビル3F ☎︎=042-370-7251 設立=1982年8月/資本金=3000万円 グループ従業員数=500名 事業内容=調剤薬局運営・在宅医療サービスの提供 tokunaga-p.jp 専用受付ダイヤル ★0120-913-648/受付時間 9時〜17時(土日祝日除く) お問い合わせフォームはこちらへ
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