本郷いわしや/古関 一成 社長

2021年09月14日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

〝いわしや〟精神の継承と新化でお役立ち
「喜び」と「成長」を大切にする総合医療機器商社

本郷いわしや

古関 一成 社長

 泉州・堺をルーツに持ち、江戸時代から医療機器を取り扱う会社が挙って屋号に用いてきた「いわしや」。医療機器産業の集積地として数多の「いわしや」が軒を連ねた東京・本郷で80年以上の業歴を重ねながら、日本の医療を力強く支えてきた信頼のブランドを新化させているのが株式会社本郷いわしやだ。

「新しいことにチャレンジしつつ、守るべきものは守る。老舗ディーラーとして築き上げてきたメーカーとの信頼関係を活かし、お客様に本当に良い商品を提案できることが強みです」
 と話す古関一成社長は東海大学工学部を卒業後、大手リハビリテーション機器メーカーに入社。9年間の勤務を経て実家である同社に戻り、2017年に3代目のリーダーに就任した。

 1939年、古関社長の祖父君である古関要八氏(故人)によって創業された同社。2代目を務めた古関社長の父君、古関伸一会長は現在およそ20社が参画する「平成いわしや会」の発足に携わるなど、先頭に立って「いわしや」の名称と精神を守り抜いてきた。

1948年当時の本社屋

 医療の現場で確かな信頼を集め、病院・クリニックから介護施設、さらには動物病院へと市場を拡大してきた同社は商品の販売や開業支援の豊富な実績だけでなく、直取引する老舗メーカーをはじめ300社以上の仕入先を確保。深刻なコロナ禍が続く今日でも、感染症対策に必須の商品を滞りなく提供することができるのだ。

「中小規模の病院には商品をじっくり比較検討する時間がなく、看護師の方が購買担当を任されているケースもあります。ディーラーである当社は偏りがない多くの情報を提供することができ、煩雑な発注業務や在庫管理などをお手伝いすることで、医師や看護師の方々が本来の業務に集中して頂くことができます」
と話す古関社長。顧客に寄り添う営業を実践してきた会長の信念を継承し、「今欲しい」と言われれば直ぐに駆けつける「効率よりお役立ち」の営業スタイルを社内に浸透させようとしている。

社員一人ひとりが〝秒針〟
成長を実感できる会社へ

 10年前に別会社の三誠メディカル㈱の社長に就任した当時、「社長が〝秒針〟として動かなければ皆動かない」と自ら第一線に立って全てを取り仕切っていた古関社長だが、それでは隅々まで目が行き届かず、さらなる成長を期待できないと実感。同社に戻ってからは社員一人ひとりを〝秒針〟へ成長させるための教育に注力し、昨年から責任感と自覚の醸成を促す新たな組織作りや評価基準の見直しに着手している。
「自分に自信がなかった私でも、会社を継ぐと決意してから少しずつ自尊心が芽生えました。私と関わった全ての人が『喜び』を実感し、今日より明日へ1㌫でも成長してもらえるようになりたい。本心から成長を感じられる会社を目指していきます」(古関社長)

現在の本社

【会社データ】
本社=東京都文京区本郷5―2―8
☎=03―5800―1848
創業=1939年4月
資本金=2000万円
従業員数=16名
売上高=15億円
事業内容=医療機器販売業、新規開業コンサルタント、介護用品販売
https://www.hongo-iwashiya.co.jp

 

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