西川ローズ/金谷 昌和 社長

2021年12月07日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

不織布製造を通して人に時代に求められる
感動のものづくり

西川ローズ

金谷 昌和 社長

 創業から455年を経た今も尚、脈々と近江商人の伝統を受け継ぐ「寝具の西川」。その「三方良し(買い手よし、売り手よし、世間よし)」の心得を体現し、革新的な不織布製品を通じて快適で安心・安全な暮らしを支えているのが西川ローズ株式会社だ。

「社員には熱意を込めて作った製品を消費者の皆様に選んで頂くことで、世の中に貢献している喜びを実感してもらいたい。日々、正しい道を悩み、考え、行動し、やり切った先に常に笑顔があるように――」
と願うのは、2019年11月に就任した金谷昌和社長。1984年の入社以降、不織布製造事業の営業部門を牽引しながら明るい性格と実行力が評価され、「会社を押し上げて頂いた」と敬する歴代経営者の右腕を務めてきた。

 同社は1959年に㈱京都西川(現・西川㈱)の合繊洋ふとん部門の製造会社「月印ローズ株式会社」として設立し、寝装品及び不織布カーペットの製造を開始。1974年から現社名に変更し、寝装品製造事業と不織布製造事業の両輪で成長を続けてきた。
 現在は自動車の内外装など産業資材として提供する「ニードルパンチ不織布」を中心に、高速道路の防音壁にも用いられる「ファイバー吸音材」、寝装・介護品へと用途が広がる「ウェーブファイバークッション材」、ユニークな生活用品を創造する「フレックスニット」といった、ポリエステル素材を軸とする4部門でクライアントのニーズに対応。金谷社長は不織布製造の技術でポリエステルの魅力を引き出し、各部門の商品を通じて「感動を提供したい」と話す。

サステナブルな先進技術で
未来に新たな価値を創造

同社のスローガン

 吸音材の性能を保証する高精度な測定装置の導入や、工場リニューアルの長期計画を立てるなど設備投資にも積極的な同社。さらに高い生産性・品質管理を追求するための5S活動や、次の10年、20年を突き進む新たなレールを作るために人材教育にも注力する。

「社員は私の言葉を自分で咀嚼し、考えて行動して欲しい。縁あって入社してくれた社員一人ひとりを人間、社会人として成長させることも私の使命です」
 と話す金谷社長は、就職活動で最初に内定を受けた〝縁〟で同社に入社。特に最初の10年間は仕事の楽しさと充実感で「あっという間」だったという。60歳の現在も「まだまだ若手。常に最先端をとらえていたい」と、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やSNSを使った情報発信にも関心を寄せる。

 12月8日から幕張メッセで開催される「第1回サステナブルマテリアル展」に出展し、独自の技術とアイデア、製品の可能性を披露する同社。金谷社長は「もともと環境に優しい素材を使う土壌がありましたが、会社としてもサステナブル(持続可能な)になってきました」と胸を張る。

【会社データ】
本社=滋賀県甲賀市甲南町葛木30―20
☎=0748―86―2363
設立=1959年8月
資本金=3億5000万円
従業員数=170名
売上高=44億8400万円
事業内容=不織布製品・寝装品・介護用品の製造
https://www.nishikawa-rose.co.jp

 

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不織布製造 西川ローズ株式会社

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