221004 KAIMON(㈱FGGコーポレーション) /山本 毅 社長

2022年10月04日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

不動産事業DX化推進の旗手。
賃貸管理・リノベーション再販を2本柱に躍進

KAIMON(㈱FGGコーポレーション)

山本 毅 社長

 DX(デジタルトランスフォーメーション)化が遅れがちな不動産業界にあって、コロナ禍に対応するべく、いち早くオンラインによる内見や打ち合わせ、ショートメールサービスなど、DXを駆使して契約まで完了する仕組みを構築。昨年度1年間で新規オーナー顧客200名以上を獲得、増収増益を果たしているのが、2011年5月設立の株式会社FGGコーポレーションが運営する不動産のワンストップサービス店・KAIMON(かいもん)だ。同社では、コロナ禍収束後も不動産事業の新時代の形として、オンライン手法を継続していく方針だという。

 鹿児島生まれ、横浜育ちの山本毅社長は、総合不動産会社勤務を経て29歳の時、「家族が輝ける住まいを提供したい」という思いから、Family・Glitter・Giftの頭文字を社名に冠した同社を設立。屋号は生まれ故郷・鹿児島の名峰、薩摩富士とも称され、知覧から飛び立つ特攻兵が最期に目にした「開聞岳」にあやかって「KAIMON」に決めた。

 設立以来12年目だが、順調に業容を拡大。現在ではマンション・戸建て住宅の賃貸管理から売買仲介、リノベーション再販、新築建売やシェアハウス「フィレールK」シリーズの展開等、不動産に関する総合的なワンストップサービスを提供するまでに成長している。
 特に賃貸管理とリノベーション再販事業においては、転勤や住み替えなどオーナーのライフステージに沿った多様なサービスを提供。大手には真似できないきめ細かな一期一会の心配りで、継続的な「KAIMON」ファンを増やしている。

本社を置く横浜スタジアム近くの「ICOS関内」エントランス

「笑顔づくり」を理念に
社員の働き易さをも追求

 横浜スタジアム程近くのオフィスビルに本社を構え、GINZA SIX近くの一等地にオフィスを置く銀座支店では賃貸管理を担当。今年4月には大阪に関西支店を開設した同社は更に、縁あって町田商店が運営する「横濱家系ラーメン」のFC店をタイ・プーケットに年内にも出店予定だ。
 こうした幅広い取り組みも、同社が掲げる企業理念「笑顔づくり」に則したものだ。顧客のみならず、協力会社や社員達にも「笑顔」でいて欲しい。そのためのミッションとして生活の彩りとチャレンジ姿勢、夢と成長を記す同社は、社員の働き甲斐、働き易さにも気を配る。DX推進による事務作業軽減で内勤スタッフの残業ゼロ・年間休日130日を達成しているのだ。

「仲間の夢を叶え、成長できる環境を提供するためにも、チャレンジし続ける企業でありたい。既に建設業許可も取得しており、近い将来には自社ブランドのアパート・マンションシリーズを展開する予定です。挑戦する社員には応分の裁量権を認めており、業界経験の有無を問わず意欲ある仲間を募って業容を更に拡大し、不動産クラウドファンディングにも挑戦したい」
 と、山本社長は40歳の今、未来に向けた旺盛な意気込みを語っている。

洒落たデザインの打ち合わせスペース(「オーバーオールズ」が手掛けた壁画が印象的だ)

【会社データ】
本社=神奈川県横浜市中区尾上町1-6-6F
℡0120-954-404
設立=2011年5月
資本金=2000万円
事業内容=マンション・戸建住宅賃貸管理、売買仲介、リノベーション再販等
https://www.fgg-corporation.jp
https://www.kaimon.co.jp

 

サンデー毎日「会社の流儀」株式会社FGGコーポレーション
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