2022年10月06日
THE21「BUSINESS PERSON」掲載
Qサイエンス・アジア・ジャパン
有馬 裕一 社長
空前の「グリーンラッシュ」が到来しているアメリカから、セルフヘルスケア製品の販売市場で業界成長率トップ3に入ったQサイエンス社が日本に上陸。Qサイエンス・アジア・ジャパン合同会社の有馬裕一社長は日本でのビジネスモデルを確立するとともに、他のアジア各国でのオープンに向けて動き出している。
ジェイク・スペンサー社長(左)マーク・ウィルソンCEO(右)
クォーターバックとしてスーパーボウルを2度制覇した全米プロフットボールリーグ(NFL)のスーパースター、マーク・ウィルソンCEOが2012年に創業したQサイエンス社。「最高・本物」を意味する「Quintessential」の頭文字「Q」を社名に冠し、最高科学責任者であるスティーブ・キンバリー博士らが科学的根拠を実証した安全性が高い大麻由来成分「CBD(カンナビジオール)」をはじめ、フルスペクトラムヘンプを活用したサプリメントなど様々なセルフヘルスケア製品を提供し、ユーザーからの絶大な支持を集めてきた。
業界で数々の成功を納めてきたジェイク・スペンサー氏が経営に加わって以降、Qサイエンス社の業績はさらに右肩上がりで上昇し、19年に30億円だった売上は21年には100億円の大台に到達し、22年は250億円を見込む。この驚異的な成長力とアジア市場での潜在需要に大きな魅力を感じて参画を決めたのが有馬社長だ。
23歳でアメリカ留学を決意した当時、「他の日本人には絶対負けたくない」という気迫で全くできなかった英語を学び、TOEICで満点を取るほどの英語力を習得した有馬社長は、アメリカで社会経験を積みながら、いずれは経営に携わるポジションで日本に戻るという明確なキャリアプランを設定。日本法人を持つ大手企業に入社した際も、自身が希望するポジションに近づくためにユタ大学大学院でMBA(経営学修士号)を取得し、マネージメントの知識や経験の不足によって生じていた自他評価のギャップを埋め、36歳でプラン通り日本法人の副社長として帰国した。
誰にも負けない努力と行動力で自らのビジョンを実現した有馬社長は、前職でも売上650億円の企業で世界統括を任される一方で挑戦への欲求は満たされることなく、Qサイエンス社で新たな未来を切り拓くことを選択した。 「今の私があるのは多くの幸運に恵まれた結果ですが、その幸運を呼び込むためにやれる努力はやってきたという自負はあります。挑戦し続ける人は格好いい。いくつになってもチャンスとチャレンジする気持ちがある限り努力し、攻め続けている人と一緒に仕事したいですね」 と話す有馬社長はアメリカ本社のアジア担当副社長も兼任。アジア戦線を共に戦うリーダーたちへ、次のようにメッセージを送る。 「ネガティブな出来事が多い時代だからこそ明るく、希望を語る人についていきたいのです。希望を与えることこそがリーダーの役割。Qサイエンス社と出会った私にはワクワク感しかありません」
11月30日にコンベンションを開催
Qサイエンス・アジア・ジャパン合同会社 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1−7 ヒューリックみなとみらい10階 https://qsciences.com ☎045―228―5593
ICS㈱
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