221129 ㈱リッチロード/德田 里枝 社長

2022年11月29日

週刊朝日「Challenge 2022」掲載

収益物件の投資シミュレーションをAIで診断
「リッチAI(アイ)」の提供でライフプランをサポート

㈱リッチロード

德田 里枝 社長

「不動産投資を誰でも安心して始められる社会にする」を経営理念に、投資用不動産のインターネット販売を志して2000年2月に創業した株式会社リッチロード(德田里枝社長)。創業22年余りを経た今年7月、同社はAIを活用した収益物件の査定・投資シミュレーションツール「リッチAI」の提供を開始した。

 これは、不動産の将来的な収益性や最適な売却時期などを可視化するサービスで、手持ちの物件情報を登録するだけで2億件を超える不動産情報を基に分析を行い、数十年先までのライフプランの組み立てをサポートしてくれるツールだ。
 投資目的に応じた物件を絞り込む「ライフタイプ診断」、物件の収支や投資価値を確認できる「不動産投資分析」、最適な売却・購入時期を判定する「売却・購入シミュレーション」の3つが主な機能で、利用者からは「全体のキャッシュフローが分かり易くなった」「手持ち物件の収益性が確認できて安心に繋がった」などの声が届いている。

 武蔵野大学卒業後、喫茶店経営や専業主婦など様々な経験を経て43歳の時、同社を創業した德田社長は、
「創業当初はインターネットによる不動産販売の例がなく苦労はしましたが、どこまでも正直な情報開示を貫くことで当社を支持して下さるファンの方々の数を増やし、今ではWeb会員数1万8千名を数えるまでになりました。今回の『リッチAI』の提供は不動産取引のIT化を促進するもので、3つの機能をさらにブラッシュアップし、近い将来アプリとして他社へも展開できるようになれば」
 と、「リッチAI」の成長に期待を寄せている。

「リッチAI」

購入から売却まで不動産
取引の一貫体制が強み

 同社は昨年10月には建設業許可を取得、不動産鑑定士を擁して相続対策にも対応するなど、着々と業容を拡大。現在では、都心の一棟マンション・アパートを中心に買い取り、リノベーションし、ほぼ満室にした上で販売、賃貸管理も行うという一貫体制を強みとする。

 一棟ごとのプロジェクトに各部署のスタッフが総力を挙げて取り組むことで社内に一体感が生まれ、各オーナーからの好感度も高く、リピート率は77㌫に及ぶという。各部署の中でも仕入れ部門は業界内での競合が激しく苦労は多いそうだが、同社スタッフは持ち前の明るさで足繁く関係先を訪問し、掘り出し物件の情報を仕入れてくるという。

「物件の購入から入居者の獲得、修繕のお世話やリノベーション、賃貸管理から売却のお手伝いまで、オーナー様の様々な局面でお役に立てる当社。1億~1億5千万円の物件を複数お持ちのオーナー様も多い中、『リッチAI』も活用してオーナー様の末永いライフプランに貢献したい」
 と、德田社長は朗らかに意欲を話している。

同社精鋭スタッフたち(奥多摩でのバーベキュー大会にて)

[会社データ]
本社=東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル25F
℡03-6258-1021
資本金=1500万円
社員数=40名
事業内容=投資用不動産の売買・仲介・賃貸管理等
https://www.richroad.co.jp
「リッチAI」サイト
https://www.richai.info

 

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