221206 ㈱光英科学研究所/村田 公英 会長

2022年12月06日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

続報‼ヒト試験で人体への摂取効果を確認した
乳酸菌生産物質はバイオジェニックス論を実証

㈱光英科学研究所

村田 公英 会長

 前回の当欄で速報したように株式会社光英科学研究所は、日本薬科大学協力の下2年前から実施していたヒト試験において、乳酸菌生産物質を体外から摂取することにより、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えて腸内フローラをコントロールし、腸内環境の正常化を図ることが出来ると確認した。具体的には、腸内フローラの善玉菌が有意に高い値を示し、糞便の臭いの元となり、胃腸の感染症の原因となる悪玉菌の数が有意に減少することを確認したのだ。この研究結果は、腸内細菌学会の「腸内細菌学雑誌」2022年10月号に査読付き論文として掲載され、乳酸菌生産物質の摂取効果が学術的にも示唆されたことになる。

 これまで腸内細菌学界では、生きた乳酸菌を体外から摂取する「プロバイオティクス」や腸内の善玉菌のエサとなる食品を摂取する「プレバイオティクス」の有効性が主に議論されてきたが、この論文は、乳酸菌群の代謝物を体外から摂取することで腸内フローラのバランスが整うとする「バイオジェニックス論」を実証する成果だと言える。
 ここで言う乳酸菌群の代謝物とは、乳酸菌生産物質のこと。これは、16種35株からなる乳酸菌・ビフィズス菌群を、共棲培養方式によって豆乳を培地に発酵させて得られた代謝物質。11年にヒューマンメタボロームテクノロジー社により行われたメタボローム解析では、GABAを始め、イソフラボン、オルニチン、レスベラトロール等、健康に有用な34のペプチドを含む352種類の発酵代謝物の特定に成功している。

腸内細菌学界の大御所
故・光岡知足博士に捧ぐ

故・光岡知足博士(左)と村田公英会長(中央)、小野寺洋子社長(右)

 今回実証された「バイオジェニックス論」の提唱者は、腸内細菌学界の大御所であり、「善玉菌」「悪玉菌」の名付け親としても知られる故・光岡知足博士。光岡博士は生前から、自らの論を体現する物質として乳酸菌生産物質に着目し、その効果を実証するヒト試験を実行するよう、常々勧めていたと言う。
 同社の創業者である村田公英会長は、光岡博士との交流を次のように話す。
「光岡博士とは博士の理化学研究所在職時代から交流があり、折に触れ貴重な助言を頂いていました。残念ながらご存命中には発表できませんでしたが、今回の研究成果を今は亡き光岡博士に捧げたい」

 また村田会長は自信に満ちて次のように述懐する。
「これからも『バイオジェニックス』の申し子・乳酸菌生産物質の、多種多様な機能性を持つ成分が、身体に直接作用するメカニズムの研究を続けていきたい。近年では、一つの乳酸菌の菌株を機能性関与成分とする機能性表示食品が世を賑わせていますが、まるごと総合的機能性として健康に寄与するのは健康食品界のMVP=乳酸菌生産物質を置いて他には無い、と自負しています」

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【会社データ】
本社=埼玉県和光市新倉5-1-25
℡=048-467-3345
創業=1969年4月
資本金=1000万円
事業内容=乳酸菌生産物質の製造・販売、研究・開発
https://www.koei-science.com

 

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