2023年02月14日
週刊朝日「Challenge 2023」掲載
㈱オーシーエム
押田 和浩 社長
2022年6月と8月に計画通り、埼玉県の「健康経営認定」と「多様な働き方実践企業・プラチナ認定」を取得。併せて同年12月「港区ワーク・ライフ・バランス推進企業認定」も取得し、着々とエンジニアが活き活きと働ける環境作りを進めるのが、1998年2月設立のIT人材派遣企業・株式会社オーシーエムだ。
「会社を作っているのは、最前線で働いている人間である。」との基本的姿勢の下、エンジニアファーストの企業運営を貫き、社員のやる気が新たな価値を生む好循環を作り出している同社。直近2年で新たに採用した従業員は19名(内、離職者は0名)と、率にして158㌫の増員を達成した。また、独立開業者を除いて退職者も直近5年で2名のみという離職率の低さは業界でも上位に位置し、同社がフラットな組織作りを通じて培ってきた、明るく挑戦的な企業風土を物語っている。
「エンジニアファースト」を支えるフォローアップスタッフの面々(左から3人目が押田社長)
参画先のプロジェクトも多様で、開発系・インフラ系・PMO・Webディレクター・コーダーなど仕事内容もポジションも様々。エンジニア個々の保有スキルや希望業務とユーザーが求めるスキルを擦り合わせ、営業員がエンジニアと共にユーザーを訪問。マッチングが成立すればプロジェクトに参画するというスタイルで、意に沿わない参画先を勝手に割り振られるということは決して無い。エンジニア個々の経験値やキャリアパスに合わせて参画案件を選定する仕組みこそ、同社が「エンジニアファースト」を自認する所以だ。
今年2月に設立25周年を迎えた同社を率いるのは、エンジニアの立場から一転して、21年4月に代表に就任した押田和浩社長。NTT-MEやCTCテクノロジーなどでITエンジニアとしての腕を磨いてきた、技術者の思いを深く理解する43歳の若手社長だ。 就任以来、エンジニアファーストの姿勢を明確に打ち出すため、評価基準の明文化や福利厚生の充実など、社内体制の整備を精力的に進めてきた。その柱の一つが、4月スタートの賃金体系の徹底的な透明化だ。
参画プロジェクトの契約単金を個々のエンジニアに明示し、年俸を決定する仕組みをこの年末年始で周知し、4月から運用開始。これにより、エンジニアは目指すべきスキルと報酬が明確になり、将来への具体的な目標設定が容易になる。 同じく4月スタートで1年任期の「OCM事務局」を設置。エンジニアが能動的に月1回のイベントや勉強会を企画・運営するもので、参加意識を高める。その他、インフレ手当の支給やユーモラスな休暇制度の数々、「OCMアワード」の表彰等、楽しさ満載の同社。参加してみては如何。
【会社データ】 本社=埼玉県さいたま市浦和区高砂1-2-1エイベックスタワー浦和2001 ℡048-816-9235 東京オフィス=東京都港区新橋5-13-13川勝ビル3F ℡03-6453-0458 設立=1998年2月 資本金=3000万円 従業員数=57名 事業内容=IT人材派遣事業・システム受託開発等 https://www.ocm-net.co.jp ※一般労働者派遣事業[派11-301043]・有料職業紹介事業[11-ユ-301019]
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