230328 ㈱光/中村 茂仁 社長

2023年03月28日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

創業53年。未来を拓く「光の解体」を提供
新体制の下、解体工事業で日本一を狙う

㈱光

中村 茂仁 社長

 1970年1月、伊藤良光氏が建築物解体業・伊藤興業を創業。81年5月には㈲伊藤光興業として法人設立し、94年2月の株式会社化を機に「光」の一文字のみの現社名に変更した株式会社光。その53年の歩みの中で、住宅からビル、商業施設、工場まであらゆる建物の解体工事に対応し、名古屋駅前の豊田毎日ビルや名古屋の老舗劇場・御園座等大型物件の解体工事も担当するなど、解体工事業で愛知県下1位の地位を獲得。2005年8月には東京支店を開設して関東にも進出、解体業界売上高で全国第5位の位置に付けている。(帝国データバンク調べ)
 そんな同社が昨年4月の事業承継のタイミングで、日本の優れたオーナー系企業の持続的成長を応援する投資ファンドの資本参加を受け、同年8月新しい代表取締役に中村茂仁社長を迎えた。

中村社長は大学卒業後、東芝グループのパソコンメーカーでモノ作りに携わり、その後26歳で産業用機械加工部品製造販売のミスミに入社。25年に及ぶ勤務の中で、現在同グループの主力事業であるEコマース事業の立ち上げを主導し、製造から流通まで全行程を管轄するカンパニー社長を歴任。入社当時の従業員約200名から1万2000名を擁するまでに成長した同社に所属し、ミスミ飛躍の立役者ともなった人物だ。
 現在54歳の中村社長が第二の仕事人生を賭けて挑戦するのが、「光の解体」を質・量ともに「日本一」に育て上げる夢のある事業。 着任後4カ月を費やして真っ先に行ったのは、個々の従業員、「光友会」を構成する協力会社会の人々、官公庁・ゼネコン等取引先の担当者達との、裃を脱いだ平場での個別面談だった。

 それらの面談を通じて、自社の継承していくべき優位性や改善していくべき事業運営慣習を把握した中村社長は、プロパー社員から選抜した今後の同社を牽引する経営陣と共に、中長期活動計画の策定に着手。4月1日を期して社内外にその計画の詳細を発表、新体制をスタートする構えだ。
 その骨子となるのは、➀他地域含めた新規顧客開拓を始めとする営業機能の強化、②安全意識を徹底した人材教育や施工管理技術を習得する工事機能の強化、③生産効率を向上し利益を最大化する組織作りと働く環境の整備の主要3本柱だ。

新体制を牽引する発足直後の経営陣の面々(現在はさらに2名参画)

熟練の施工管理を継承する
若き新戦力の参加を歓迎

「高度経済成長期に建設された建物群が次々と建替えの時期を迎えている今、その敷地を綺麗な更地にして、新しい未来へ繋ぐ解体業の果たす役割は大きい。解体のゼネコンとも言える当社に参加して、そのダイナミズムを経験して欲しい」
と、中村社長は若き新戦力の参加に期待を寄せる。

 解体から環境対策、土壌汚染処理まで各種工事技術を持つ「光友会」メンバーを差配する施工管理にも熟練を要する。「光解体スクール」で学び、その技術継承への挑戦を待つ。

大型案件もお手のもの

【会社データ】
本社=愛知県名古屋市港区砂美町165番地
℡052-659-7201
創業=1970年1月
資本金=5000万円
社員数=80名
売上高=80億円
事業内容=解体工事業、とび・土工・舗装工事業等
https://www.kkhikari.com

 

サンデー毎日「会社の流儀」 ㈱光/中村 茂仁 社長
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㈱光/中村 茂仁 社長

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