光英科学研究所/村田 公英 社長

2019年12月03日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

NHKがヨーグルト全社を敵に回した真実
食物繊維と「乳酸菌生産物質」が長寿の秘訣

光英科学研究所

村田 公英 社長

去る11月20日放送のNHKの人気番組「ガッテン!」<善玉菌倍増計画>編で、ヨーグルト全商品を棚に並べて、「ヨーグルト全メーカーを敵に回す」という前置きと共に「善玉菌のエサになると思われていたヨーグルトの常識を変えなければいけない!」との司会者の発言があった。

体外から摂取したヨーグルト由来の乳酸菌は「通過菌」で、腸内の善玉菌のエサにはならず、通過する時に出す良い物質が「常在菌」の助けになる「お助けマン」の役割。だから腸内に棲み付かないヨーグルトは食べ続けることが大切だ。一方、善玉菌倍増をもたらす「育菌」に繋がるエサとなるのは、海藻や芋などに含まれる水溶性食物繊維。実際に、体質的に海藻を分解する腸内細菌を多く持つ日本人の中でも特に、伝統的に海藻を多く食べている京丹後地方では100歳以上の人の割合が全国平均の2・7倍、大腸がんの罹患率は2分の1という長寿地域だ。

京丹後地方の例からも分かるように腸内細菌パワーを覚醒するのは水溶性食物繊維であって、ヨーグルトは脇役として食物繊維を含む果物などに添えて食べるのが好ましい、というのが番組を通しての趣旨だった。
 だが、ヨーグルトが腸内を通過する時に出す良い物質が微量だから「お助けマン」に過ぎないのであって、その代謝物質が多種類で適量にあれば、その効果はより大きくなるのではないか。

「乳酸菌入り」=「体に良い」の
誤りは「体感」が証明する

そこで登場するのが、各種乳酸菌群の共棲培養法の研究を続けて創業50年の歴史を持つ株式会社光英科学研究所(村田公英社長)が提供する「乳酸菌生産物質」だ。これは、同社が腸内細菌から厳選した16種・35株の乳酸菌・ビフィズス菌群が体外の工場で生成した物質で、健康な人の腸内で腸内細菌が生成している健康増進物質と同様のもの。
これまで数多くのサプリメントメーカーに原料として供給され、その物質配合の商品は「体感」が良いことから長年の愛用者が多く、リピート率も高い「と業界でも評価が定着している。

自社商品にも力を入れており、大豆由来の食物繊維をブレンドしたソフトカプセル「ビファイン」は、ロングラン商品として多くの愛用者を獲得している。
乳酸菌ブームを背景に、「乳酸菌入り」を謳う飲料・食品が市場を賑わす昨今だが、近年では、配合乳酸菌数を競うあまり、より扱いやすい殺菌乳酸菌を添加する商品が増えている。

これらは、「乳酸菌入り」=「体に良い」という一般消費者間で独り歩きしている漠然としたイメージを逆手にとったもので、「体感」が望めないため早晩市場から消えることになるだろう。この状況を「乳酸菌信仰」と名付ける村田社長は、
「誤った『乳酸菌信仰』から早く脱却し、乳酸菌を正しく理解し、その代謝物の重要性に気付いて欲しい」
 と、語っている。

【会社データ】
本社=埼玉県和光市新倉5-1-25
℡=048-467-3345
創業=1969年4月
資本金=1000万円
事業内容=乳酸菌生産物質の製造・販売、研究・開発
http://www.koei-science.com

 

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