2024年05月13日
AERA「Business Report」掲載
㈱ワイ・ヨット
寺田 佐和子 社長
「Modern Urban Village」をコンセプトに昨年11月24日に開業した「麻布台ヒルズ」。そのタワープラザ4Fに、キッチン・ダイニング用品商社・株式会社ワイ・ヨットの初のフラッグシップストア「ワイ・ヨットストア 麻布台ヒルズ」が同日にオープンし、開店数カ月でじわりと人気を集めている。
① 落ち着いたデザインで思わず入りたくなる「ワイ・ヨットストア 麻布台ヒルズ」外観
「豊富な品揃えなどの『モノ』だけでなく、素敵な発見や体験という『コト』も積極的に提供していきたい」 と、ショップマスターの瀧川譲司さんが話すように、店内には作り手の想いや物語を語りかけてくる、顔の見える逸品達が勢揃いしている。
例えば包丁選びでは、燕三条や関などの産地に出向き、鍛冶職人の拘りを聴く。またカトラリーであれば、その産地が海外のポルトガルでも作者に会いに行く。一つひとつの商品には、それぞれの物語があるのだ。
使い心地を試せる「キッチン・ラボ」(写真下)
来店客にはプロの料理人や料理マニアなど男性客も多く、男女比は約4対6。女性客も好奇心旺盛で自分なりのライフスタイルを追求する情報感度の高い人が多い。
実は接客を務めるコンシェルジュでもある瀧川さんは包丁マイスターであり、スポーツフードマイスター、コーヒーソムリエの資格も持つ。店内の「キッチン・ラボ」では、マネージャーの塩澤紀子さんと瀧川さんの二人のコンシェルジュの助言のもと、包丁の切れ味を実感したり、フライパンの使い勝手や大根おろし器のすり心地を試すことも出来る。
コンシェルジュの瀧川譲司ショップマスター(左)と塩澤紀子マネージャーが笑顔で迎えてくれる
じっくり商品が選べる「コンシェルジュゾーン」
拘りのアイテム達が目を引く
また店内の一角には、ゆったりくつろいでじっくり商品が選べる「コンシェルジュゾーン」を用意。1000~1500品目の品揃え以外でも、商社としてのワイ・ヨットの数万点のカタログの中から自分好みのアイテムを見付けることが出来る。
発見や体験など「コト」の提供という面では、キッチン道具「ラバーぜ」の監修で知られる料理研究家の有元葉子さんなど、その道の達人達のトークショーや、同じフロアの個性的なショップとのユニークなコラボイベントなど、キッチン・ダイニングの専門商社ならではの展開だ。
新生「Y.YACHT」のロゴマーク
1949年6月の設立以来、キッチン・ダイニング用品の商社として黒子の道を歩んできた同社は、2020年8月の寺田佐和子社長就任を機に、徐々に方向を転換。キッチン・ダイニングをベースに新しいライフスタイルを提案する架け橋として「新しい旅」に出航している。 「『ワイ・ヨットストア 麻布台ヒルズ』の出店はその試金石。どうぞ今後の『Y.YACHT』が描く未来を期待して見守ってください」 と、寺田社長は話している。
株式会社ワイ・ヨット 本社=愛知県名古屋市中区松原3-13-41 ℡052-331-2838 ワイ・ヨットストア 麻布台ヒルズ=東京都港区麻布台1-3-1麻布台ヒルズ・タワープラザ4F 設立=1949年6月20日 資本金=4500万円 事業内容=キッチン・ダイニング用品のホールセール・ギフト・小売り・インポート・物流の各事業 https://www.y-yacht.co.jp/
AERA「Business Report」㈱ワイ・ヨット/寺田 佐和子 社長
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