2024年07月08日
AERA「Business Report」掲載
㈱保険見直し本舗グループ
臼井 朋貴 社長
今月1日、㈱NFCホールディングスは「㈱保険見直し本舗グループ」に、同社の子会社で保険ショップ「保険見直し本舗」を350店運営する㈱GOESWELLは「㈱保険見直し本舗」にそれぞれ社名を変更した。 「保険見直し本舗」は年間で約10万世帯の顧客が来店し、多くの支持を集める。社名変更はそのブランドネームを前面に打ち出した形だ。
「私たちにとって世の中すべての人がお客様なので、社名もベタに幅広い層へ訴えかけていこうと。親しみであったり信頼感であったりが本来、お客様に対する私たち企業としての思いでもあるので、もっとお客様に寄り添った存在でありたい」
と話すのは、㈱保険見直し本舗グループの臼井朋貴社長だ。
6月12日、社名変更に関する記者発表会で登壇する臼井社長
同社は2022年9月に新たな株主(注)から出資を受けて第2創業期を迎え、現在はホールディング会社として5社を擁する。臼井社長はそれぞれが異なる渓流を歩んできた5社が持つ強みを融合させて「縦にも横にも」伸びるべく体制づくりを進めている。
(注)株式会社アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンド
「保険代理店としては当然、保険を取り扱うわけですが、お客様は保険のことだけではなく、例えば資産運用のこと、住宅ローンのこと、介護のこと、誰もが様々な課題を抱えています。せっかくご来店されたのなら、私たちはそういった相談にも応じることで、最終的にはお客様に行き届いたサービスを叶えていきたい」
と臼井社長は話す。ショップ、コールセンター、WEBと3つのチャネルで顧客ニーズに応える同社。中でも5拠点400席体制で展開するコールセンターでは、これまで四半世紀にわたって厳しいコンプライアンスをクリアしながら、電話だけで契約を成立させてきたグループとしての強みを持つ。
一方で保険におけるWEBサービスは、銀行などと比較すると業界としての地位も未だ確立されていないという見方がある。ポイントは「気質」にあると臼井社長は話す。 「保険は複雑なので、ネットで読んでも説明がよくわからないものも多く、不安で相容れない部分がある。わからなくて困っているお客様は、きちんと相談できる人を必要としていて、ショップの存在が生きてくる。やはり最後は直接、人と話して決めたいという人間の『気質』の部分は、今後も大切になっていくのではないか」
50商品の比較検討や、店舗での対面相談予約もできる「保険見直し本舗オンラインストア」
同社は保険を軸にしながら、波及するすべてのニーズに寄り添う存在として「ライフサポートプラットフォーマー」となることを今後のミッションに掲げる。まずは、NISA、iDeCo、投資信託の取り扱いを行う資産形成相談と、介護施設の相談サービスを今年度中にスタートさせ、2027年度には店舗数を500店以上へと拡大を図る動きだ。
最後に臼井社長はこう話す。 「私たちが強い会社になっていくには、社員が自分たちのサービスを好きになって、心から会社を好きになってもらうようにしなくてはならない。皆に自慢できるようなサービスであり会社となるように、やることはまだまだたくさんあります」
株式会社保険見直し本舗グループ 本社=東京都新宿区新宿5-17-18 H&Iビル ☎=03-6233-0301 従業員数=1,939名(連結)/97名(単体)※2024年4月現在 資本金=5,000万円 事業内容=保険代理店関連事業 https://mhompo.co.jp
AURA ARCHITECTS/山本 謙一 所長
「ライフサポートプラットフォーマー」として保険を軸に提供するサービスイメージ
『注目企業ONLINE』は「サンデー毎日」をはじめ、様々な媒体で当社が独自に取材した注目企業の掲載記事をオンライン版として公開しています。