ライフメイト/中島 祥行 会長

2021年02月22日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

社訓の「感謝」を忘れず「縁」を大事に
コロナ禍の今こそ「食効」で社会に元気を

ライフメイト

中島 祥行 会長

健康づくりにはバランスの取れた食生活が欠かせない。「食効(食べ物の力)への挑戦」を掲げるライフメイト株式会社は、エビデンスを重視した健康食品の製造・販売を通して、40年にわたり私たちの健康増進に貢献している。

 中島祥行会長が、ロイヤルゼリーの素となるスウェーデン製の花粉エキスと出会ったのが起業のきっかけだ。今では栄養機能食品から自然食品に至るまで、美容と健康のための様々な商品を販売。自身の故郷である宮崎県小林市で採水されたナチュラルミネラルウォーター「霧島シリカ天然水」など天然素材にこだわった商品を多数取り揃えるとともに、「関節ケア」「充実カルシウム」をはじめとする独自の商品開発も手掛ける。グループ会社は8社を数えるまでに。

PBやOEMによる受託製造では顧客のニーズに合わせて、素材選びから開発・製造・試験・パッケージデザインに至るまでを総合的にサポート。ISOやHACCP認証工場をはじめ、近年注目されている健康食品GMP認定工場との協力体制により、品質管理も万全の態勢で臨む。
「食品表示偽装、残留農薬、食品添加物の問題を未然に防ぐため、原料メーカーや製造工場で使用する原材料の確認作業も怠りません」
と中島会長は言う。

 販売ルート別の売上では、今年で参入22年となるショップチャンネルと通信販売会社への卸が大きな部分を占めるが、店舗販売も大事にしている。
「インターネットが普及した昨今でも、自身の健康に対する悩みや商品の選び方などを、直接相談できる場を求めているお客様はたくさんいます」(中島会長)
 縁あって同業他社から引き受けた店舗も含め東京、神奈川、千葉の百貨店などで10店舗を展開。今後はウェブ上でも相談に乗れる仕組みを構築していく方針だ。

新ブランドで
社会にエネルギーを

交換するたびに褒められる名刺には社訓の「感謝」の2文字が。「感謝だけで飯は食えないが、感謝を忘れたら飯は食えなくなる」というのが中島会長の持論だ。その上で、時には損得を度外視して信念を貫いた。それがかえって、信用につながったことも多いという。

中島会長は創業からの40年を「自分は運がよかった」と振り返る。
「いろんな方がチャンスを運んできてくれました。ある時、『自分は運がいい』と信じ抜いた人が成功していることに気付いたのです」
と話す中島会長だが、誠実で屈託のない人柄が運を開き、人を引き寄せているのは間違いない。
 また、社員には「強い人」になってほしいと願う。「どこへ行っても通用する人に」との思いで育ててきた。その思いが実を結び、現在は〝強い〟人材が会社の中核となって活躍していると目を細める中島会長は、最近も20代の新人たちと勉強会を始めたところだ。

そして今、中島会長が進めているのは、実績ある自社商品を中心とする新ブランドの立ち上げだ。コロナ禍の今こそ食効で人々を元気にしたい。76歳の今もなお、生涯青春の気概で挑戦を続けている。

【会社データ】
本社=東京都港区赤坂4₋8₋8
☎=03‐3405‐5401
設立=1982年9月
資本金=1000万円
売上高=29億円
事業内容=健康・自然食品の製造・卸・販売、PB・OEMによる受託製造、化粧品・化粧用雑貨の仕入れ及び販売
http://www.life-mate.co.jp

 

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