エイコー/里﨑 弘見 社長

2021年11月02日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

至誠が天に通じた13年
良縁と運を味方に商機を生かし成長

エイコー

里﨑 弘見 社長

 100円ショップのバラエティに富んだ商品は、眺めているだけで楽しくなってくる。文具小物や缶貯金箱などの商品で店内を彩る立役者のつもりで、エイコー株式会社は設立された。
 設立から13年、その間徐々に他のビジネスにも手を広げ、すべてに至誠を重ね真心を尽くして取り組んできた。これが良運を引き込むことにつながった。

「わが社はただ運に恵まれて今があるんです。至誠・真心はいずれ天に通じます。社長の私は頭がいいわけでも特別な才能があるわけでもなく、ただ誠実に出会った人との縁を大事にし、その要望に真面目にお応えしてきました」(里﨑弘見社長)
 それはどこでもやっているのではと思い、さらに尋ねて合点がいった。誠実の度合いが違った。相談を持ち込まれると親身に話を聞いて、可能な限り対応してきた。一度受けたら途中で投げ出すようなことはしない。採算を度外視することもしばしばだった。

 そんな噂話を聞きつけ「お客様との深い関係に期待して頼ってくる商談者もいました。時には〝駆け込み寺〟の様相でしたが、それが巡りめぐって、大きなビジネスチャンスとして返ってくることが度々あったんです」
 里崎社長がしみじみと語るようにこうして出会った人たちが、良い話を持ち込んで来てくれた。今回のマスクがまさにそうだった。営業部長(社長の実弟)が築いた多くの良縁によって、このマスクビジネスは同社の事業の柱の一つとなった。
「このことは至誠の精神の大事さを全社員に証明してくれました。今後も他の誰かが、次の何かを掴んでくれると思っています」と里﨑社長は期待を膨らます。

 社員たちと築いた良縁によって同社の事業は今、5つの柱を確立するまでに。①100円ショップ②木製家具、調理用具、珪藻土バスマット等のカタログギフト③キャラクター文具及び販促用品④コスメ・化粧雑貨⑤サービス業IT関連新規開発の各事業である。

尊師社長の恩義忘れず
事業承継の足音響く

 里﨑社長は大学入学を機に長崎県の平戸から上京。卒業の3年後、同郷の先輩に誘われ、当時大流行していた缶ペンケースの販売会社を起業した。その後、製造工場を取得し菓子缶容器も手掛け、有名テーマパークとの取引により大きく成長した。
 エイコー設立後の業績は、前職時代に築いた良縁に負うところが大きく、特に〝尊師と仰ぐ某社長〟にはお世話になった。

 今は時代も変わり、社員のやることには口出しせずに、信用して任せることにしている。ただ、社員の努力には必ず褒賞で報いることは忘れない。
 事業承継の一環として新規事業部の部長に子息を据え、時代ニーズを取り込んだサービスビジネスへの参入を準備させている。新エイコーの序章はすでに始まっているようだ。

【会社データ】
本社=東京都台東区小島2-13-3 TSKビル
☎=03‐3864-8556
設立=2008年11月
事業内容=100円ショップ、カタログギフト、キャラクター文具、コスメ・化粧雑貨、珪藻土マット販売事業他
http://www.t-eikoh.co.jp

 

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