業績が悪化していた88年当時、2代目として社長に就任した島至(現)会長は「すべての根底にある資源こそが人である」という確信に満ちた信念を持ち、社員一人ひとりの成長を導きながら結束を高め、一丸となって危機を乗り越えてきた経歴を持つ。当時の考え方は今に通ずる経営の礎となり、同社には「Good People Company」という企業理念が深く息づいている。
社員の成長こそが企業の成長の原動力
社員が働きやすい環境を整え、離職率は約5%(前年度実績)と極めて低い同社。平均年齢は32歳と若く、新卒採用で入った社員が今は経営層に就き、事業の中枢を担っている。2018年、3代目として就任した白川満貴社長自身も「Good People Company」に共感して入社した一人だ。