2022年03月14日
サンデー毎日「会社の流儀」掲載
㈱スカイテック
矢島 尚幸 社長
ERPパッケージで世界トップシェアを誇る「SAP」を中心に、様々なシステム開発から導入後の運用・管理、保守までをトータルにサポートする株式会社スカイテック。大半が直取引しているベンダー各社など、クライアントから絶大な信頼を集める最大の要因は圧倒的に優秀な技術者たちの存在だ。
「当社の技術者は中国などで優秀な大学を卒業し、一流企業で働いていた人ばかり。技術力だけでなく、語学力も高いです。『SAP』の技術者の中には珍しいモジュールの導入経験があるコンサルタントもいますよ」 と話す中国・四川省出身の矢島尚幸社長は、2015年に設立した当初から積極的に人材確保に投資を続けてきた。中国をはじめ、ミャンマーやタイ、韓国、インドなどアジアの多国籍の優秀な技術者たちが続々と集まり、一人ひとりが高い技術力を発揮することで急成長しているのだ。
また、矢島社長はコロナ禍以降も視野に、積極的な人員採用を計画。SAPの上流経験者はもとより営業、人事、財務領域でも将来の上場を見据えたキャリア採用や、特に日本人技術者の充実を最優先課題とし、市場やクライアントからの期待も高いAIやDXに係る人材整備も急いでいる。 「国籍を問わず、個性や価値観が様々な人材一人ひとりが将来の自己実現に向けてスカイテックで力を発揮し、共に成長できればと考えています」(矢島社長)
現在では社員の順調な増加に伴い、技術者だけでなく、営業や管理部門の社員たちに対してもセキュリティー教育を再度強化。矢島社長は、小さな現場であっても真剣にクライアントの課題と向き合うことが、「信頼」を守る上で最も大切だと改めて実感している。
毎月2回、週末に国籍や言語、文化が異なる技術者たちと食事会を開き、コミュニケーションを深めてきた矢島社長。コロナ禍以前は140名以上の規模で初となるタイへの海外旅行を実施し、昨年末の忘年会にはオンラインを含めて約200名が参加した。
「一緒に会話をしていると、すごく楽しい。皆を幸せにして、『この会社に入って良かった』と思ってもらうことが私のミッションです」 と話す矢島社長の方針で、クライアントのプロジェクトに新人技術者を無料で参画させている同社。過去にも先輩技術者とのペアで新人技術者が経験を積み、技術のノウハウが受け継がれ、また次の新人技術者の成長に繋がってきた。
社員500名体制を目指す同社は、外部の講師を招いて中国の最新技術を学ぶなど社内の勉強会にも努めて将来の自社製品開発も視野に入れる傍ら、DX時代に適応する新技術や、クライアントの業務に対するさらに深い専門知識の習得を図る。
【会社データ】 本社=東京都千代田区外神田5―1―2末広ビル5F ☎03―5829―6278 設立=2015年5月 資本金=6000万円 従業員数=265名 売上高=26億円 事業内容=システムコンサルティング、システムインテグレーション、業務システムの受託開発、システム保守サービス、データエントリ、情報処理サービス等 https://www.sky-tech.co.jp ■採用ページ
株式会社スカイテック ERP SAP
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