220314 日発/大田 明寛 社長

2022年03月14日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

信用・人材・技術のブランド企業へ
着実な〝日々発展〟を重ねて10周年

日発㈱

大田 明寛 社長

インフラ分野のシステム開発などを手掛ける日発株式会社の設立10周年を祝う新年会が、中国春節前の1月29日に開催された。日本人6名、中国籍21名が新たな仲間として加わり、116名となった今年の新年会には、オンラインを含めて80名近い社員が参加。福建省大田県出身の大田明寛社長はまず、同社を取り巻く事業環境を説明した。

コロナ禍で案件の延期や計画中止などがあったものの、システム開発の需要は堅調。大田社長はDX(デジタルトランスフォーメーション)を伴う案件が増えていると分析するとともに、今後直面するのであろう課題について言及した。
「現場では一人称での業務遂行が要求されるようになり、お客様とのコミュニケーションがより一層重要になってくる。外国籍技術者の参画に対してハードルも上がることでしょう」

続いて2021年を振り返った大田社長は、既存顧客を維持しながら新規顧客の獲得に成功し、前年比13・8㌫売上増を発表。努力を続ける社員たちに感謝とねぎらいの言葉を連ねた。

また、今年度の事業運営方針の中で、新規顧客の開拓と案件の規模拡大に向け、技術者と営業部門のさらなる協力を促す大田社長は、積極的かつ粘り強い採用活動で優秀な人材を確保することを明言。企業理念「信用・人材・技術のブランド企業へ日々発展」を進化させることを誓った。

大田社長から功労者に各賞を授与(左から「社長賞」「永年勤続賞」「貢献賞」)

その後、新入社員をはじめとする参加者が壇上、あるいはリモート画面から意気込みを語り、功労者の表彰式も行われた。飛躍のキーマンとなる経営幹部たちも登壇し、最初にメッセージを送ったのは2015年の入社以来、旧友の大田社長を支え続ける徐(じょ)敏(びん)副社長だ。

徐 敏 副社長

「技術者としてはもちろん、人間として一人前になるために勉強にも励んで欲しい。その一つとして、周囲の行動を察知するためのアンテナを張ることが大切です。もっとお客様から評価されるように努力し、新しいことにも挑戦しましょう」

人が集まり、夢が叶う場所
全社一丸でサステナブルへ

大手電機メーカーで中国現地法人の代表も務め、その後シンクタンクの顧問やIT会社の重役も歴任してきた岩岡泰夫常務取締役もまた、社員たちのさらなる奮起を促す。

岩岡 泰夫 常務取締役

「第一線で仕事ができる日本語力と自分の将来を裏付ける技術力を培うとともに、どうやったら魅力的な会社、人が集まる会社、サステナブルな会社になれるかを一緒に語らい、着実に飛躍する一年にしましょう」

続いて登場した嶋内浩取締役は大田社長の「培ってきた人脈を今活かさないともったいない」という一言で、志望していたPM(プロジェクトマネージャー)ではなく営業職で2年半前に入社。壇上では改めて「全社一丸」を呼び掛けた。

嶋内 浩 取締役

「お客様の役に立ちたいという思いが浸透し、技術者やパートナーが協力してくれていることが心強い。やってみたいと思う技術があれば皆で協力し合おう」

経営陣で「紅一点」の何(か)文婷(ぶんてい)執行役員は、10数年前の留学時、大田社長とコンビニ店のアルバイトで共に働いていた間柄。起業した大田社長から送られてきた忘年会の画像を見て、5年前に入社を願い出た。

何 文婷 執行役員

「ほとんど日本語を使わない飲食店に勤め、『せっかく大学で勉強したことが役に立たない』と思っていた時に画像が届き、日発が順調に成長していることを実感しました。社員一人ひとりの夢をお手伝いし、会社の力になるためにもっと大きな顧客開拓を目指します」
と意気込む何執行役員は営業第1部部長として新規顧客開拓を牽引。マイホームと永住権を手に入れるという自身の夢も叶えた。

司会進行も務めた辻稿一執行役員は、日頃からIT業界に長年携わってきた経験を社内に還元。仕事以外でも社員と積極的に交流し、日本語やゴルフ、ときにはカラオケを通じて日本の精神を教えているという。

辻 稿一 執行役員

「人数が増えてきましたが一人でも多くの社員とコミュニケーションをとることで会社に貢献したい。多くの方に入社して頂き、300人体制を目指します」
 と話す辻執行役員は技術者たちに対し、「常に一つ上の職種を目指すべき」とキャリアップへの意識向上を促すことも忘れなかった。

次の進化へ新たな挑戦
「価値」を創る行動を

昨年から社員講師による社内教育研修(AWS基礎)を実施するなど、積極的に新たな取り組みを導入している同社。さらなる挑戦の一つが、米国セールスフォース・ドットコム社のパートナーとなることだ。この新規事業を先導する井上雅美取締役は、こう語る。

井上 雅美 取締役

「SES(システムエンジニアリングサービス)の延長線上だけでなく、会社としての『価値』をどう創っていくかを考えましょう」

「セールスフォースの案件があれば相談させて欲しい」と話す入田靖雄執行役員もオンラインでコメント。同業他社と差別化を図るためにも、一人ひとりが日々の業務にプラスアルファを生む行動を意識することが必要だと話す。

入田 靖雄 執行役員

「大切なのは一つ上の人の立場で考え、空気を読んで先回りすることです。様々なシステムがどのように人と繋がっているか常にアンテナを張って欲しい。さらに技術力を高めることでお客様に貢献しましょう」
 最後は辻執行役員の発声による関東一本締めで幕を閉じた、10周年という節目の新年会。参加者たちが結束とモチベーションを高め、勝負の年が始まった。

【会社データ】
本社=東京都杉並区荻窪5―26―13 Daiwa荻窪ビル7F
☎=03―5941―9855
設立=2012年1月
資本金=3000万円
従業員数=116名
売上高=10.5億円
事業内容=ソフトウェア開発、スマートデバイスアプリ開発、インフラ構築など
https://www.hihatu.com

 

サンデー毎日「会社の流儀」/日発㈱
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