220726 茜建築コンサルタント㈱/松井 寿一 社長

2022年07月26日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

「建築積算」に特化して再スタート
構想段階から参加し、プロジェクトを成功に導く

茜建築コンサルタント㈱

松井 寿一 社長

 名立たるランドマークを始め、あらゆる建築プロジェクトは建設に掛かる費用の算出=「建築積算」から始める必要がある。企画の初期段階から用途、規模、立地条件などの諸条件を勘案した、より正確なコストを掴むことで、実現可能な企画に育て上げていくことが出来るからだ。

 2012年8月設立の茜建築コンサルタント株式会社は、建築プロジェクトの裏方として、各段階の「建築積算」に特化した事業を展開するユニーク企業だ。
 実は同社の前身は、不動産事業を始め建設に関する様々な事業に挑戦してきた㈱茜積算。12年当時、それまで主に建築積算に携わってきたスタッフを中心に再編成し、新会社を設立。建築積算のプロとして再スタートを切ったのが同社だ。

 2023年で設立から11年が経ち、蓄積してきた知識と経験は豊富で、取引先も大手ゼネコン・設計事務所から官公庁まで多岐に渡る。携わってきた案件も、誰もが知るランドマークやスタジアムなど、「地図に残る仕事」の実績が目白押しだ。
 現在代表を務める松井寿一社長は、新会社設立時から管理部門の副部長として参画。2017年の初代代表の急逝を受けて、周囲に推される形で2代目代表に就任した51歳の若手社長だ。

「代表に就任以来、ベテランと若手が協力し合う社内の雰囲気作りを心掛けてきました。10周年が過ぎ会社としての地盤固めが整った今、今後は構想段階からの積算をもシステム化し、企画初期のコストプランニングから竣工後のライフサイクルコストまで一貫してサポートできる機能をより一層充実させて行きたい」
 と、松井社長は今後の自社の方向性を話す。

ロゴマークは社員がデザイン

「働き易さ」の工夫で
若手の積極性を引き出す

 緑豊かな新宿中央公園を眼下に望む瀟洒なビルの7階に本社を構える同社は、25年の大阪万博を控えて沸き立つ大阪と、復興需要の司令塔の役割を担った仙台に支店を展開。各拠点で集中的に案件が発生する折も業務を3拠点に配分し、「スピード・正確・高品質」をテーマに的確に遂行する。

 この3拠点の有機的な機能は、社員採用にも好影響をもたらす。原則として転勤の無い同社は、各地の有望な若者を呼び込み、業務効率化による残業の少なさや産・育休取得の奨励、手厚い資格取得支援など、「働き易い」環境整備も相俟って、新卒・中途とも順調な採用実績を重ねている。

 同社には、一級建築士5名・二級建築士7名・建築積算士40名・一級建築施工管理技士2名・建築コスト管理士12名が在籍し、資格取得を目指す後輩達の指導にも親身に取り組む。
「『建築が好き』という人材にとって積算は、決して表舞台には現れない陰の立役者ですが、当社なら日本を代表するような建築物に携われることは確かです。未経験でも構いません。是非当社の門を叩いて欲しい」
 と、松井社長は若者達に呼び掛けている。

「第11期 経営計画発表会」にて

【会社データ】
本社=東京都新宿区西新宿4-15-7 パシフィックマークス新宿パークサイド
℡03-5365-2150
設立=2012年8月
資本金=2980万円
社員数=75名
事業内容=建築各段階での積算・概算・予算書作成等
http://www.aknet.jp/

 

サンデー毎日「会社の流儀」/茜建築コンサルタント株式会社
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