230110 日発/大田 明寛 社長

2023年01月10日

週刊朝日「Challenge2023」掲載

10年の成長を共有した感謝と誓いの集い
努力と情熱で前進するシステム開発会社

日発㈱

大田 明寛 社長

 昨年12月11日、JR総武線亀戸駅近くの中華料理店を貸し切り、金融系を中心にインフラ分野のシステム開発を手掛ける日発(ひはつ)株式会社の忘年会が開かれた。受付横でPCR検査を行うなど徹底した感染症対策を施した会場には取引先と社員、その家族を含む123名が集い、設立10周年の節目となった1年の労をねぎらい合った。

「10年前に初めて開いた忘年会は家族を入れても12、13名。当時1300万円ほどだった年間売上も今期は13億円を見込むまでに成長することができました。これは皆様のおかげ。1年間、本当にお疲れ様でした」
 と乾杯の音頭をとったのは、社名に「日々発展する」という思いを込め、2012年に同社を創業した中国福建省大田県出身の大田明寛社長。「信用・人材・技術」という3つの領域で〝ブランド企業〟となることを目指し、優秀な人材の確保とクライアントの信頼獲得に力を注いできた。

家族も参加した大盛況の忘年会

社員とともに成長を実感
20周年に向けて日々発展

 目覚ましい急成長を遂げた10年が過ぎ、昨年から新規事業として取り組む「セールスフォース」の基盤構築を推し進めるなど、さらなる〝発展〟を期す同社の2023年。先日の忘年会も、司会を務めた社員たちが日本語・英語・中国語の3カ国語で開会をエネルギッシュに宣言した。
「10年間全員で力を合わせて突き進み、追い風に乗って波を蹴って来た。さらに感謝の気持ちを強く持ち、情熱を燃やしましょう。熱意は努力の原点。前に進むことが日発の精神です」

司会者は日英中の3カ国語でスピーチ

 続いて壇上でマイクを握ったのは、中国人社員が大半の同社が信頼を維持するためには日本語でのコミュニケーションが重要だと考える徐(じょ)敏(びん)副社長。「一年間お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えて下さい」とメッセージを送った。

 大手電機メーカーで役員を務めた経歴を持つ岩岡泰夫常務取締役も登壇し、「普段は仕事上でしか皆さんに会えないので、楽しみにしていました」と、ざっくばらんに社員たちと語り合える時間を喜んだ。

 カナダ国籍の新入社員がギターの弾き語りを披露するなど、役職や年齢、入社年次の垣根を越えて親交を深めた忘年会。ユニークなパフォーマンスや全員参加型のゲーム、ビンゴ大会で盛り上がりをみせた後、司会者による力強い誓いによって締めくくられた。
「時間の流れは止められないが、事業に対する熱意は持ち続けられる。10年はあっという間、今日から新たな10年の始まりです。私たちは大きな期待を胸に秘めて未来に向かいます」  

ユニークなダンスパフォーマンスも

【会社データ】
本社=東京都杉並区荻窪5―26―13 Daiwa荻窪ビル7F
☎=03―5941―9855
設立=2012年1月
資本金=3000万円
従業員数=116名
売上高=10.5億円
事業内容=ソフトウェア開発、スマートデバイスアプリ開発、インフラ構築など
https://www.hihatu.com

 

週刊朝日「Challenge2023」/日発㈱
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