2023年03月14日
サンデー毎日「会社の流儀」掲載
㈱DSK
佐々木 雄太 会長
東京都内を中心に総合的な解体工事・改修工事を展開し、特にコンクリートの床や壁を手作業で壊す「斫り(はつり)工事」では関東屈指の実績を誇る株式会社DSK。設立8年目にして、メディアも注目する高層ビルや公共施設など、すでに数々の名だたる大規模建造物の解体工事を手掛けている。
「お客様のニーズに応えることが大前提。一つとして同じ現場が無く、常に挑戦できる解体の仕事は難しいほど面白い。若いながらも豊富な経験を積んでいるスペシャリストが各事業部のトップや現場の最前線にいることが当社の強みです」 と話すのは、解体工事の仕事が「天職」だと話す佐々木雄太会長。建設業界に飛び込む前は料理人として腕を振るっていたという。
創業以来、斫り工事をはじめ、重機を使った工事や内装解体、アスベスト除去工事、ダイヤモンド工事などを自社一貫で担える特殊な技術力と経験値を積み上げてきた同社。常に満足度の高い仕事を心掛け、そのための準備は怠らない。
「一人ひとりの志が高く、いつも〝何のために仕事しているのか〟を考えている。DSKのメンバーであることにプライドを持ち、高いモチベーションで働ける環境も整えています」 と語る佐々木会長は、独立前に解体工事会社を数社渡り歩く中で、自分が「嫌だ」と感じたことを無くすことから会社作りを始めたという。現場で使う道具や設備、ユニフォームなどを充実させるだけでなく、視野を広げるために資格取得もサポート。社員全員が月給制の正社員で、社会保険にも加入している。
熱い志と固い仲間意識を共有する解体工事のスペシャリスト集団
また、未だ解体工事会社に「荒くれの職人集団」という印象が残る中で、「モラル」重視の社員教育に注力してきた佐々木会長。協力会社を含めると200名近いスタッフに礼儀や時間の厳守、周囲への目配り、相手の気持ちを考える気遣いを徹底させているという。
「社員一人ひとりが会社の顔であり、営業マン。義理人情とルールを守りながら人としても成長し、胸を張って解体という仕事の魅力を発信して欲しいですね」 と話す佐々木会長が「創業時に思い描いた会社になっている」という背景には順調な業績だけでなく、仲間意識が高い社員たちが絆で育むチーム力がある。
「人は一人では生きていけない。当社には仲間を思い、助け合える人材が揃っています。その上で各自が現場でいかに貢献でき、お客様に喜ばれるかを追求しているのです」(佐々木会長) さらに仕事の品質と顧客満足度を高め、「必要とされる現場を増やしたい」と語る佐々木会長。同社の成長と活躍が建設業界のマイナスイメージを壊してくれるだろう。
【会社データ】 本社=千葉県市川市高谷2―21―40 ☎047―318―9988 設立=2015年4月 社員数=65名 売上高=30億円 事業内容=総合解体事業 https://www.kaitaidsk.com
㈱光英科学研究所
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