230731 フィールド・クラブ㈱

2023年07月31日

AERA 「Business Report」掲載

みんなの笑顔のために感動空間を
創造フィールド・クラブは「全部やる」

フィールド・クラブ㈱

代表取締役社長 田中和仁(左)、河崎 紀行(右)

 誰もが知ってるあのテーマパークの演出空間――森や岩、お城や街並みを造形物で描き出すフィールド・クラブ株式会社。商業店舗や公共施設、アミューズメント施設等の内外装、サイン(看板)、造形物の制作会社だ。ウレタン成形に特殊コーティングを施した特注家具「シックスインチ」や、車いす用クッション「コテマリ」の製造も手掛けるなど事業範囲は広い。

 見上真司会長が創業して35年。活躍の舞台は各地の有名テーマパーク、水族館、動物園、またレストランチェーンや携帯ショップなどなど。さらには国際的なスポーツイベントにまで及び、その都度確かな実績を積み上げてきた。入社当初はデザイナーだった河崎紀行社長は振り返る。

「みんなの笑顔のために感動空間を創造という企業理念のままに、クオリティを常に意識しながらお客様の様々なご要望を形にしてきました。お客様に喜んでいただける仕事をやってきたという自負はあります。それを支えたのは社員一人ひとりのモノづくりへの拘りとともに、企画から設計デザイン、製作、施工、そしてメンテナンスまですべてを自社でやれる体制が挙げられます」
 河崎社長が強調するように分業化が進むこの業界で、ワンストップで仕事を請け負えるのが同社の強みだ。

 本社は北海道だが、東京と大阪に支社を構え、宮城、福岡、沖縄にオフィスを開設。北海道の3工場を始め栃木、大阪でも工場を稼働させ、全国を網羅する体制が整っている。

札幌大倉山展望台 ヌーベルプース大倉山の特殊照明

2つの柱、2人の社長
人も自分も感動できる仕事

 同社にはもう一つ、他社にはない特長がある。なんと社長が2人。昨年9月に就任した田中和仁社長は、造形制作のエキスパートだ。12年前、見上会長にスカウトされ入社。造形部門をサイン部門と並ぶ同社のメイン事業にまで育て上げた。

「2本柱の確立で守備範囲が広がりシナジー効果も発揮して、他社には真似のできないサービスの提供が可能となりました。サイン部門を河崎、造形部門を私が担当し、これからもお互い切磋琢磨しながらやっていきます」(田中社長)

ハコビバ・ラジェントステイ函館駅前ホテル・函館駅前横丁

 同社が目指すのはエンターテイメント空間、アミューズメント空間のプロだ。河崎社長は未来図を描く。
「今はモノづくりに特化していますが、映像や音なども取り入れていきたい。そのためにはM&Aも考えていきます。要はフィールド・クラブに頼めば全部やってくれると言われる会社です。グランドデザインから設計までトータルでプランニングし、建築業界の総合プロデュースができる会社を目指します」

 昨年にはSDGs宣言を策定。本格的な取り組みが始まっている。
 田中社長は万感を込めて語った。
「たくさんの人に感動してもらえる仕事です。そして何より、私たちが感動できる仕事です」と。
 その感動を、大阪万博でも味わってみたい。

SUV LAND 札幌

フィールド・クラブ株式会社
本社=北海道北広島市大曲工業団地4-1-2
℡011-370-3400
事業内容=内外装空間の総合企画、デザイン・設計・製作・施工・監理等
http://www.fieldclub.co.jp

 

AERA 「Business Report」 フィールド・クラブ㈱/代表取締役社長 田中和仁(左)、河崎 紀行(右)
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