230829 ㈱東洋陸送社/別所 仁 社長

2023年08月29日

サンデー毎日「会社の流儀」掲載

商品自動車輸送のパイオニアが貫くプライド
人材の基盤とCS向上で激変の時代を生き残る

㈱東洋陸送社

別所 仁 社長

 商品自動車輸送の先駆けとして世界に冠たる日本の自動車産業を支え、昨年設立70周年を迎えた株式会社東洋陸送社。メーカー各社から不動の信頼を集める背景には、地に足を付けた堅実経営と〝人が離れない〟社風があった。

「土地や別荘などを買う経営者が多かったバブル期でも、父は『投資は全て会社のため』と、一生懸命に倉庫地を購入していました。身の丈に合った経営を続けながら、適所に営業所ネットワークを広げてきたことでお客様にスケールメリットを提供しています。優秀な人材が定着する、離職率が低い職場環境を作り上げたことも大きいですね」
 と話す別所仁社長。「ドライバーの気持ちがわかるようになれ」と薫陶を受けた父君から11年前に経営のバトンを受け継いだ。

 1950年、一台の車を一人で自走して届ける人海戦術の輸送形態からスタートした同社は、モータリゼーションの発展やニーズの変化に合わせて機械を使った大量輸送へと事業領域を拡大。いまや主流の輸送手段である「キャリアカー(車両運搬車)」を日本で先駆けて導入したという。
その後、Gマーク・グリン経営をはじめとする認証取得やIT化・DXを推進し、近年はSDGsにも積極的に取り組む同社。自動運転の普及などを見据え、新たな車社会を生き残るために重視するのがCS(顧客満足度)の向上だ。別所社長は顧客ニーズの現状分析が鍵を握ると考える。

「常にパイオニアとしてのプライドを持ち、独自の努力を続けることで、他社よりも早く時代に合う変革を進めることができました。従業員たちを路頭に迷わせないためにも、浮き沈みが激しい社会に対応できるように今から備えておくことが重要です」(別所社長)
 多くのクライアントが求める「戦力(=人)」の供給や板金修理など、自動車に係わる周辺業務の強化を図る別所社長。新車の納車前整備業務を担う事業部は、就任後に立ち上げた成長著しいセクションだ。

導入当初のキャリアカー

「建設人和」を体現し
ワンランク上の組織へ

 これまで昭和・平成の様々な困難、さらにコロナ禍も乗り越えてきた同社の目前にも、いよいよ物流業界の「2024年問題」が迫る。「9割方の準備は出来ている」と話す別所社長が、この大変革期を生き抜くための課題と位置付けるのが「人材の確保」。求める人物像は「相手の目を見て話せる人」という採用活動で新たな仲間を増やし、育てながら100年企業への道を突き進んでいく。

「会社は人。肝心なのは仲間がいるかどうかです。役職者には、『相手の痛みが感じられないようでは人を使うことはできない』と話しています。気がつけば一人じゃない――。そう感じられる会社にしていきたいですね」(別所社長)

物流から自動車産業を支える

【会社データ】
本社=神奈川県横浜市神奈川区神奈川2―14―16 トーリクビル4階
☎045―453―3831
創業=1950年5月
資本金=3000万円
従業員数=323名
売上高=34億円
事業内容=商品自動車の輸送、納車前整備、板金・構内作業など
https://toyo-transportation.jp

 

サンデー毎日「会社の流儀」 ㈱東洋陸送社/別所 仁 社長
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㈱東洋陸送社/別所 仁 社長

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