230919 ㈱日本土地建物/神山 重子社長

2023年09月19日

AERA 「Business Report」掲載

創立二十周年記念講演会・祝賀会を盛大に開催
「不動産が大好き。不動産でニッポンを元気に」

㈱日本土地建物

神山重子社長

 去る8月4日、2003年8月1日設立の投資用不動産のプロ集団・株式会社日本土地建物(略称=JLB)の創立二十周年記念講演会・祝賀会が、280名の参加者を集めて帝国ホテル東京で盛大に開催された。

 第1部の講演会では、元総務大臣の竹中平蔵氏が「激変する世界と日本経済」の演題で約1時間熱弁をふるった。その中味を要約すると、
「明治維新や冷戦構造の解体、バブル経済の崩壊など、過去にも激変の時代はあったが、現代のAIやIoTの本格的実用化を始めとするテクノロジーの進化は第4次産業革命とも言われており、これからの激変はスケールの違うトランジション=体制移行が待ち構えている。ましてや、ウクライナ情勢の動向や米中対立激化の見通し、欧州に見られる実利優先の模様眺めのスタンスなど、不確定要素の多い国際情勢下において、低落傾向にあるとはいえGDP世界第3位の日本に集まる期待は大きい。ある程度の資本力や技術力、国民の平均的教育水準の高さを有する日本は、臆することなく第4次産業革命を推進し、世界から注がれる熱い視線を受け止め、その期待に応えていかなければならない」
 と、竹中氏は日本に集まる期待の大きさを強調して締めくくった。

 続く第2部の祝賀会では、営業推進部下地一宇サブマネージャーの開会の辞に始まり、3名の来賓祝辞、乾杯で幕を開け、その後20周年記念映像の上映があり、程よいタイミングで神山重子社長の挨拶があった。

激動の20年を生き抜いた
JLBの着実な歩み

 不動産再生事業をメインに手掛け、創業以来19期連続で黒字経営を達成し、20期目も黒字決算を見込む堅実経営で同社をリードしてきた神山社長は、長年の顧客や協力会社、社員各位への感謝とともに、次のように20周年の感慨を披露した。

「思えば六本木ヒルズが華々しくオープンした年、2003年8月に高輪の7坪の事務所でひっそりと開業しました。当時はオフィスビルの過剰供給が2003年問題と言われていましたが、当初は堅実な仲介事業で資金を蓄え、早い段階で一棟収益不動産を買い取り、リノベーションを施して販売する不動産再生事業に進出しました。その後の07年のサブプライムローン問題に端を発するリーマンショックから11年の東日本大震災。この時期には攻めから守りへ転換し、並行して収益不動産を自社保有し安定的な収益を確保する不動産投資事業にも着手しました。そして20年初頭からのコロナ禍に続く22年以降のウクライナ問題。不動産価格が高止まりする中、既存顧客の保有する不動産の賃貸管理や売却提案など、コンサルティングサービスにも力を入れてきました。この間、2度に渡る私募債の発行など、金融機関の方々や協力会社、長年支えて下さっているお客様の皆様には深く感謝申し上げます。今後も常時20~30棟の物件を保有し、安定的収益を確保するとともに、後継者の育成にも注力し、100年先も価値ある不動産を提供し続けていきたい。最後に、私は不動産が大好き。不動産でニッポンを元気にしていきます」

 この後、バンド演奏やサンバカーニバル、豪華賞品が当たる抽選会などで祝賀会は佳境に。営業推進部の和田篤尚デプティゼネラルマネ―ジャーの締めの挨拶で盛会の内に幕を閉じた。

物件(上段左「JLBグランエクリュ西新宿Ⅱ」、(上段右)「JLBグランエクリュ銀座」、(下段)「ザ・リッツカールトンレジデンス(ワイキキ)」

CSR活動の一環として
スポーツ振興にも貢献

 神山社長の挨拶の折に、飛び入りでイーグルポイントゴルフクラブ所属の吉田隼人プロの紹介があったように、同社は一方で、若きスポーツマンを支援する社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。
 21年8月からの吉田プロとのスポンサー契約や女子プロを目指す若手女子ゴルファーのための「JLBガールズチャレンジカップ~夢は叶う~」の主催、16年から始めた関東社会人サッカー連盟1部「東京23FC」のスポンサー事業など、スポーツ支援のCSR活動は目白押しだ。
 

 リノベーションの協力業者や長年の顧客の参加を得て毎月1回開催されるゴルフコンペ「第一水曜交流会」も交流を深める機会として好評。昨年11月には「第1水曜交流会withガールズチャレンジカップ2022」と題して、プロアマ競技会とのコラボで初のイベントが開かれた。
 また昨年9月には、約40年の社歴を持つ新橋の仲介会社をM&Aで事業承継して有望社員を営業部長として派遣するなど、会社としての可能性やメンバーの働き方の多様性を高める取り組みも展開する同社。購入する物件のエリアも広げており、昨年は京都鴨川のマンションに加え、ハワイとオーストラリアでホテルレジデンスを購入し、稼働率も高く運用しているという。

「コロナ禍も落ち着きを見せ始めたことから、今後は社内外問わずイベントの開催に加え、首都圏のみならず全国、そして海外の不動産を現地調査し、より積極的に購入していきたいと考えております」
 と、積極姿勢を語る神山社長。

 自身のブラッシュアップにも貪欲で、昨年春には社会人入学でチャレンジしていた慶應義塾大学経済学部での勉学を苦節12年で卒業。この姿勢は社員の育成にも生かされており、15年に開始した新卒採用も今年4月入社で第8期生に。物件の仕入れから販売まで一人で担当する一連の業務を、諸先輩達のサポートを受けながらイキイキと学び、投資用不動産のプロへと成長を目指す。

[会社データ]
本社=東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルタワー18F
℡03-5501-0877
設立=2003年8月1日
資本金=3000万円
売上高=30億円(2023年4月期)
事業内容=不動産再生事業、収益不動産保有事業、賃貸管理などソリューション事業等
https://www.j-tochi.co.jp

AERA 「Business Report」 ㈱日本土地建物/神山 重子社長
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