2023年10月30日
AERA 「Business Report」掲載
㈱コングロ
原田 正秀 社長
念願のマイホームの外観は、玄関スロープ・車輛配置とデザイン・植樹・植栽・間接照明などの化粧の仕方で全く異なる美しい見栄えが実現される。 ヤマダホームズ100㌫出資の株式会社コングロ(原田正秀社長)は、戸建て住宅のエクステリアのお化粧で、マイホームの見栄えはより美しく変わると考え、新築エクステリア専門の相談窓口となる新たなボランタリーチェーン(以下VC)「エクスマイル」を今年7月に立ち上げ、加盟店の募集を開始している。
1971年5月の設立以来、「MS工法」などの軟弱地盤補強工事で実績を築いてきた同社は2020年時点で、ヤマダホールディングスグループの住建部門・ヤマダホームズの傘下であり、競争激化が予想されるエクステリア業界に進出。いち早く全国350社のパートナー企業網を構築し、「コングロエクステリア」のブランドの下、僅か3年でヤマダホームズ施工の新築住宅延べ3000棟以上のエクステリア工事を手掛けてきた。
今回の新ブランド「エクスマイル」の立ち上げは、ヤマダホームズ以外の新築住宅取得者を対象に新規顧客獲得を目指すもので、ヤマダホームズ施工物件に限った既存ブランド「コングロエクステリア」と並行して全国に展開していく。すでに、既存のパートナー企業から続々とVC加盟が進んでおり、同社では近い将来、新規の加盟店登録も受け入れていく計画だ。
2020年に同社にジョイン。新規事業のエクステリア工事業推進を主導し、翌年から代表を務める原田社長は、新ブランド立ち上げの意義を次のように語る。 「500万円以下の工事であれば建設業許可がなくとも参入できる外構工事ですが、建築工事に付随する以上、当然高い施工品質やデザイン性が求められます。『エクスマイル』創設の目的は、施工業者が乱立する中、他社との差別化や優位性の構築、顧客への信頼・安心感の提供、加盟各社のプロ意識や技能レベルの向上などを通じて、エクステリア業界の地位向上を図ることにあります。様々な施策でブランド価値を高め、業界トップブランドを目指して強固なネットワークを構築していきたい」
ブランド価値向上を達成する上で「エクスマイルVC」の強みは、同社による様々なメディアを通じての強力なブランド構築や、ヤマダグループの総合力を背景とする安心感と豊富な情報提供が土台にあることにある。また、外部連携に於けるDX化の推進・業務効率化と、公益財団法人・日本エクステリア建設業協会(JPEX)が策定した技能者基準を指標とする技術向上への取り組みで、顧客から見た技術レベルの基準をわかりやすく見える化することを目的として推奨する働きかけをしていることも大きな強みだ。
エクステリアの工夫でこんなに違うマイホームの表情
「エクステリアの仕事は、家の良さを演出する醍醐味のある事業です。『エクスマイル』事業の推進で、業界のイメージアップや地位向上にいささかなりとも貢献していきたい」 と、原田社長は「エクスマイル」に賭ける意欲を話している。
株式会社コングロ 本社=東京都新宿区西新宿7-15-6KS SQUARE4F ℡03-6276-3808 設立=1971年5月 資本金=1億円 事業内容=外構・エクステリアのプランニング・施工、地盤調査・地盤補強工事、エクスマイル運営事業等 https://www.conglo.co.jp
㈱コングロ/原田 正秀 社長
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