2021年01月26日
サンデー毎日「会社の流儀」掲載
光英科学研究所
村田 公英 社長
TBS系「東京VICTORY」など、数多くのスポーツ番組で引っ張りだこの自転車競技・東京五輪代表の梶原悠未選手。筑波大学大学院在学中ということもあってどこの企業にも属さず、マネージャーである母親の有里さんとの母娘二人三脚でトレーニングを積み、昨年の世界選手権では日本人史上初の金メダルを獲得。若手ホープとして正真正銘の五輪・金メダル候補だ。 実は梶原選手は埼玉県和光市の出身。同じ和光市に本社・工場を構える「乳酸菌生産物質」メーカー、株式会社光英科学研究所(村田公英社長)はその縁もあって、海外遠征も多い梶原選手のスポンサー企業として力一杯応援している。
1969年創業の同社と和光市との縁は、94年、有限会社としての法人設立と同時に「乳酸菌生産物質」の大量生産のため和光市に生産工場を設立したことに始まる。2002年に株式会社に組織変更した後の09年には、和光理研インキュベーションプラザに新規事業開発拠点を始動。5年後の14年、その施設を「卒業」後も和光市に腰を据え、15年には外環道和光北インター近くに現在の本社・工場を建設。その翌年にも同じ敷地に第二工場を建設するなど、和光市との親密で良好な関係を築いている。 今回の梶原選手へのスポンサー支援も、「和光市で生まれ育った選手を心から応援したい」との思いの元に始まった支援活動だ。
近年、健康維持のための「腸活」が注目されているが、同社が50年以上に及ぶ研究・開発の元に提供している「乳酸菌生産物質」はまさに「腸活」そのもの。 「乳酸菌生産物質」とは、同社が腸内細菌から厳選した16種・35株の乳酸菌チームが、独自の共棲培養法による発酵の過程で生み出す代謝物のこと。健康な人の腸内で腸内細菌達が作り出している健康増進物質と同様のものだ。
2011年に行われたメタボローム解析でもGABAを始め、イソフラボン、オルニチン、レスベラトロール等、34のペプチドを含む352種類の健康に有用な発酵代謝物質が特定されている。これまで数多くの健康食品メーカーに原料として供給され、その「体感」の良さから各製品ともロングセラー商品に成長している。最近では、その「体感」が評価されて一般食品の原料としても続々と採用される動きがあるという。 同社ホームページには、「乳酸菌生産物質」の有用性の他にも、日頃の食生活で「腸活」に役立つ情報が満載。梶原選手の紹介ページでは、母親の有里さんによる「娘のための腸活アスリートレシピ」も公開されている。要必見だ。
【会社データ】 本社=埼玉県和光市新倉5-1-25 ℡=048-467-3345 創業=1969年4月 資本金=1000万円 事業内容=乳酸菌生産物質の製造・販売、研究・開発 http://www.koei-science.com
『注目企業オンライン』は各分野における優良企業を独自に取材し、トップインタビュー形式でご紹介しています。
『注目企業ONLINE』は「サンデー毎日」をはじめ、様々な媒体で当社が独自に取材した注目企業の掲載記事をオンライン版として公開しています。