帝京科学大学/冲永荘八 学長

2020年04月14日

週刊朝日「学長インタビュー」掲載

建学の精神「人類の将来を正しく見据え、生命の尊厳を深く学び、自然と人間の共生に貢献できる人材を育成し、持続可能な社会の発展に寄与する」を掲げる帝京科学大学の魅力に迫る。

帝京科学大学

冲永 荘八 学長

「人類は何を目指すのか。『幸福』という言葉がありますが、その長期的な姿についての答えは私たち大学人が考えなくてはならないという思いがあります」と話すのは、冲永荘八学長だ。 

 この4月に30周年を迎えた帝京科学大学は、西東京科学大学を前身としてバブル経済の成熟期である1990年に開学。山梨県の東端・上野原市に理工系の単科大学として生まれた同学は、まさに「バブルの申し子」的な立ち位置から次世代のあるべき「文明」を問い直す、方針の転換を迫られながら発展してきた。
 建学の精神を象徴する「生命」「尊厳」「共生」といったキーワードは、こうした背景をベースに明確な方向性を示している。とりわけ「持続可能な社会」というフレーズは特徴的だ。

「人間は生きている限り生命・自然の一部であるという意味で、自然と共生しています。物質的充足を短期的に実現しても、永く持続できないのであれば、おそらくそれは『幸福』とは言えないでしょう」(冲永学長)
 フィールドミュージアム「OPEN AIR LABⓇ」を擁する東京西キャンパスと、2010年に開設し、最新鋭の教育・研究設備を備える千住キャンパスにおいて、3学部13学科で構成する同学。各学部の特徴を紹介しよう。

 生命環境学部は開学時からの理工学部に「共生」の理念を取り入れながら発展してきた〝いのちをつなぐ〞学部だ。中でも特徴的なアニマルサイエンス学科は02年開設し、日本で最初に「動物と人との共生」を課題とした学科で、国家資格となる愛玩動物看護師や飼育員を目指して全国から学生が集まる。千住キャンパス内には附属動物病院が開院しており、実践的な学びが可能だ。

〝いのちをささえる〞医療科学部は、医療・リハビリや福祉などを実践する力と、チームで協働する力を身につける7学科で構成。「身体だけではなく心も看る」学部として07年に開設した。

〝いのちをはぐくむ〞教育人間学部は、未来を担う子どもたちの感受性を豊かに育む教育指導者を養成する。こども学科では動物を教育現場に取り入れ、体験から身に付ける「動物介在教育学」が中でも特徴的だ。

 こうした専門的かつ独自性豊かな各学部が一つの方向性を共有しながら連携し、学部の壁を越えて科学的な学びを実践できる点は、同学の大きな長所といえる。

 近年、大学にはこのように社会で役立つ人材の育成に向けた体系的カリキュラムが求められている。しかし、冲永学長は敢えてこのように話してくれた。
「一方で大学は決して『人材育成工場』ではないと私は思っています。もっと物の見方をリセットした所から物事の価値や、学ぶ意味・生きる意味について問い直す期間を大切に過ごすことが大学の役割であると考えています」(冲永学長)

問い合わせ先:
帝京科学大学
☎03-6910-3775(入試・広報課)
https://www.ntu.ac.jp

 

関連記事

  1. 尚美ミュージックカレッジ専門学校/山本 正壽 学校長

  2. 東京愛犬専門学校/窪田 武雄 校長

  3. 新潟工業短期大学/佐藤 孝 学長

  4. 熊本学園大学/幸田亮一 学長

  5. 広島工業大学/長坂康史 学長

  6. 大阪行岡医療大学/池田 昌弘 学長

『学長インタビュー』は「週刊文春」「サンデー毎日」などで当社が独自に取材した注目すべき大学の掲載記事をオンライン版として公開しています。

『豊島区長・高野区長日誌』発売中!

日本シニアリビングWEB STOREでご購入いただくと送料が無料です。

過去の記事