2018年03月27日
週刊朝日「学長インタビュー」掲載
四国大学短期大学部
松重 和美 学長
吉野川や西日本有数の高峰・剣山など、かけがえのない自然環境が数多く残る徳島の地に開学して57年、学生たちの多彩な夢を実現できる短期大学部として発展を続けてきた。 「99・2%を記録した就職率(就職者数119名/就職希望者数120名。平成29年3月卒)や各種資格・検定の合格につながる専門教育に注力しています。とりわけ地域教育については自治体と一体となって推進しています」と話す松重和美学長。
面白い取り組みがある。 「新あわ学」という地域志向型研究だ。「徳島の現状を知る『とくしま学』と今後の動向を探る『あたらしい徳島』の2分野で構成し、将来地域社会で活躍するために知っておくべき知識を学びます」 今年2月には筆記と体験型試験からなる「あわ検定」を実施。他にも「大学的徳島ガイド」を出版するなど、地域活性化につながる取り組みが目白押しだ。
では、ここからは400名以上が在籍する短期大学部の4学科2専攻を詳しく紹介していこう。 「医療事務」「公務員」「ビジネスキャリア」「地域ビジネス」「長期履修」の5つのコースがある『ビジネス・コミュニケーション科』では、秘書士や情報処理士、ビジネス実務士などの資格取得が可能で、卒業生は医療機関、金融機関、保険会社など幅広い分野で活躍し、高い評価を得ている。
『人間健康科』には2専攻が設けられ、「食物栄養専攻」では、栄養士としてだけではなく食品関連企業で活躍する人材を、「介護福祉専攻」では、今後の日本社会で必要不可欠とされる〝尊厳ある自立した生活を支援できる介護福祉士〟を養成している。
『幼児教育保育科』では幼稚園教諭二種免許状や保育士資格の取得を目指す。平成30年度からは〝初級キッズヨガ・インストラクター〟〝初級キッズダンス・インストラクター〟の短期大学部認定資格も取得可能となる。
最後に『音楽科』では、最新設備を備えた「ライブ演習室」や「練習スタジオ」、ボーカロイド関連ソフトを揃えた「音楽制作ラボ」などが整備され、洗練された環境で技術や感性を磨くことができる。
「本学には、音楽科の学生が対象となる芸術分野特別奨学金制度のほかスポーツ分野特別奨学金制度があり、部活動も活発です。陸上競技や女子バレーボール、ソフトテニスなどが強化指定競技で、なかでも女子サッカー部は創部から3年連続でインカレに出場するほどの強豪です(4年制の学生含む)。また、併設する四国大学への編入制度のほか、外国人留学生3年コースを設け、優秀な学生や留学生を積極的に受け入れ修学支援を行っています」
地域連携はもとより、国際化に対応した海外留学制度の充実や多様なキャリアアップ支援も加わり、学生たちが将来翼を大きく羽ばたかせるための土壌がここにはあるようだ。
提供=四国大学短期大学部 所在地=徳島市応神町古川字戎子野123―1 ☎︎=088―665―1300 https://www.shikoku-u.ac.jp http://www.shk-ac.jp
『学長インタビュー』は「週刊文春」「サンデー毎日」などで当社が独自に取材した注目すべき大学の掲載記事をオンライン版として公開しています。
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