北海道医療大学/浅香正博 学長

2017年08月24日

週刊文春「学長インタビュー」掲載

新医療人育成の北の拠点
教育と研究を両立、特色ある大学へ

北海道医療大学

浅香 正博 学長

 1974年に開学した「北海道医療大学」は、43年の歴史を有する道内で最大規模の医療系総合大学だ。
 薬学部・歯学部・看護福祉学部・心理科学部・リハビリテーション科学部の5学部8学科、大学院研究科、歯科衛生士専門学校から成り、3,000名以上の学生が当別・札幌あいの里・札幌サテライトの3つのキャンパスで学んでいる。

「メインキャンパスは当別町の田園地帯に位置し、緑豊かな丘陵と石狩平野が広がっています。この美しい自然環境の中で充実した学生生活を送ってほしいと思っています。そのため私ども教員は、学生一人ひとりに対して懇切丁寧に指導しています」
 こう話すのは、2016年4月に学長に就任した浅香正博氏。医療・福祉系の専門職に就くためには、国家資格取得が欠かせない。

 学生10名に対し教員が1名おり、専門教育だけではなく受験対策をしっかり行うことで卒業生のほとんどが国家資格を取得。多くの卒業生が夢を叶え、地域医療に貢献しているという。
「職種を越えた交流がこれからの医療人を育てる」と考える同大学では、学部学科を越えた多彩な授業を行っているのも特長だ。学部学科を越えて一緒にグループワークを行い、多職種連携が果たす役割や機能などを学ぶ場が用意されている。

「チーム医療」を身近に実践する場として、札幌あいの里キャンパスに「北海道医療大学病院」、当別キャンパスに「歯科クリニック」を設置。さらなる実践教育の充実を図るべく、札幌市で2病院を運営する社会医療法人 社団カレスサッポロと連携し新たな診療センターの開設も予定。その収益を給付型の奨学金に充てることも検討している。
 また、経済的理由で進学が困難な受験生を対象とする「夢つなぎ入試」をはじめさまざまな奨学金制度を設けており、全国から学ぶ意欲がある学生を集めたいと考えている。

 超高齢社会を迎え、厚生労働省が在宅医療・介護を促す「地域包括ケアシステム」の構築を推進する中、いち早くその状況にも対応し、2015年12月、札幌あいの里キャンパスに「地域包括ケアセンター」を開設。在宅医療・介護サービスを提供すると共に、在宅サービスを担う人材の育成、高齢者・認知症ケアなどの研究を行い、地域に根ざした医療系総合大学としての役割を果たしている。

 研究面では、厚生労働省の「厚生労働科学特別研究事業」に採用され、口腔内フローラとがんなど全身疾患との関わりについての解明を目指す我が国で初めての研究班が発足した。
 国内外でピロリ菌研究の第一人者として知られる浅香学長は、こう意気込む。「研究においても優秀な学生を輩出したいと思っています。医療人を育てることは私どもの使命ですが、優秀な学生には大学に残ってもらい世界に通じる特色ある研究をしていくことが理想です」

【大学データ(問い合わせ先)】
住所=北海道石狩郡当別町金沢1757
☎=0120-068-222
創立=1974年4月
学生数=3294名
学部=薬学部・歯学部・看護福祉学部・心理科学部・リハビリテーション科学部
http://www.hoku-iryo-u.ac.jp

 

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