東北福祉大学/大谷哲夫 学長

2017年08月31日

週刊文春「学長インタビュー」掲載

大学の「あたりまえ」を、超えていく
『行学一如』を具現化し、息づく禅の心

東北福祉大学

大谷 哲夫 学長

「正師を得ざれば、学ばざるに如かず」日本における曹洞宗の祖・道元禅師の言葉だ。正しい師匠(先生)の元でなければ、学んでいないも同然――。大学全入時代と言われている今だからこそ未来に無限の可能性を広げる大学と出会いたい。
 福祉系大学の雄として全国レベルでその地位を確立している東北福祉大学は、そんな想いに答えてくれる。

「本学の建学の精神は『行学一如』です。行と学を一致させる、すなわち実践することと学ぶことにどちらも終わりはなく、一つに融合させるという意味で、学生から卒業生まで本学は見事にそれを具現化しています」
 そう語るのは、私立と国公立の大学学長を歴任し、2015年12月に同学長に就任した大谷哲夫氏。

「就任後一番感心したのは、教職員の礼儀正しさ、学生のきちんと挨拶をする態度の素晴らしさ、そして実に親切なことです。これは先輩たちが培ってきた“精神文化”が代々受け継がれているからだと思います」
 同学の教育の根底には、『自利・利他円満』[支え合い、ともに幸せに]という理念がある。自らが生きることは即ち他をいかして生きることであり、自らの「利福」は、同時に他人の「利福」であるとする考えだ。現代社会では、こうした慈愛に満ちた人材こそが今まさに必要とされている。

 東北福祉大学の淵源は1875年にまで遡る。以後、長きにわたり福祉系大学を先頭で牽引する。「福祉」「マネジメント」「教育」「保健医療」の分野にわたる4学部に心理、行政、看護、リハビリなどを含む9学科、大学院2研究科、通信教育部2学科、通信制大学院を擁する東北地方屈指の私立大学だ。同学では、課外活動に全学を挙げて取り組んでおり、スポーツの名門校としてご存知の方も多いだろう。野球やゴルフ、バレーボール、ソフトボールなどでも全国優勝を果たし、プロ野球選手も多数輩出している。またボランティア活動も盛んで、年間約350件、延べ2100人もの学生が意欲的に参加。

「地方創生」のため、「開かれた大学」「地域社会に密着し、共に歩む大学」を理想に掲げ、地域貢献活動にも積極的だ。地域の孫の手となるべく発足した地域連携団体「まごのてくらぶ」や、現役大学生では最大規模となる「防災士協議会Team Bousaisi」が組織され、この学生防災士による活動は、日本防災士機構から功労賞も受賞している。仙台市との協定で、2015年度からは全学生に「認知症サポーター」の養成講座を必修化するなど、新しい取り組みにもチャレンジしている。

「今年公開の映画『ケアニン』も本学卒業生の運営する施設がモデルです。福祉の重要性が高まるこの時代に、益々本学の建学の精神が生きると思います。通信教育部もあるので、東北から全国の学生に無限の可能性を広げたい」
 と、展望を語る大谷学長。正師足る同学と、感動の出会いを。

【大学データ(問い合わせ先)】
国見キャンパス=宮城県仙台市青葉区国見1-8-1
☎=022-233-3111
学生数=8996人
学部=総合福祉学部、総合マネジメント学部、教育学部、健康科学部、通信教育部
https://www.tfu.ac.jp

 

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