桃山学院大学/牧野丹奈子 学長

2018年08月09日

週刊文春「学長インタビュー」掲載

2019年4月「ビジネスデザイン学科」が始動
AI社会を生き抜くたくましい人材の育成を目指す

桃山学院大学

牧野 丹奈子 学長

 高度な技術革新が猛スピードで進展し、物事の原因や関係性が不明瞭かつ予測困難と言われている昨今。そんな「変化の激しい時代」をも突破できる力を学生時代から身につけさせるべく、新たな取り組みに挑戦している大学がある。

 桃山学院大学は1884年にキリスト教英国国教会系の英学校としてスタート、1959年に大学が開学した。実践的な授業やゼミ及び多様な国際プログラムを用意し、知識や思考力・判断力・表現力に加えて、世界中の異なる文化を持つ人たちとも信頼関係を築ける力を養っている。
 そして、開学60周年を迎える来年4月には、経営学部に新学科「ビジネスデザイン学科」が誕生する。

「AIは人間の仕事を奪うかもしれませんが、何も恐れることはありません。きっと想像もしなかった仕事を、もっと豊かな日常を、未来に生み出す力が私たちにはあるはずですから」と力強く話す牧野丹奈子学長。
 ビジネスデザインとは、「チームで新しいビジネスの仕組みを創る」こと。ではどういった能力が必要になるのだろうか?

「1つ目が、ゼロから新しいものを作り出す『クリエイティブ力』。2つ目が、他者と共感を作りあえる『コミュニケーション力』。3つ目が、強い意志をもって実現する『やり抜く力』です。実務家教員による指導のもと、この3つの力を磨き、アントレプレナーの素養と実行力を持つ人材を育成します」
 目を引く教育の特色として、初年次から行われるリーダーシップ教育が挙げられる。現代型のリーダーシップとは、権限によらず全員が発揮すべきものという認識だ。同学科ではリーダーシップ教育を全ての学びの根本となる基礎教育に位置づけている。

 また、PBL(問題解決型学習)では、企業人と学生が協力し合って学ぶ学習スタイルを導入。学生にとっては、実社会で働く人から思考と行動パターンを学ぶ機会を得られ、企業側は、大学授業と連携した社員研修の側面を持つ。ビジネスデザイン×リーダーシップ教育を学科として設置するのは関西の大学では初の試みだ。
 加えて、カリキュラムにも大きな特徴がある。「やり抜く力」を身につけさせるため、選択の幅をむやみに広げず、開講科目は既存学科と比べて4分の1程度で、成績評価も定期試験にはこだわらない。クリエイティビティ養成の一環で、小説や俳句、将棋、イラストなどの授業があるのも面白い。

「社内で新ビジネスを立ち上げられる人、企画力を持った公務員・職員、事業を継承し改革できる人。こうした人材を1人でも多く輩出することが私たちの使命です。なにより、人を感動させられるような仕事ができる社会人に育てたい」と話す牧野学長。
 なお、新学科は学びの内容から、大阪市内での教場を予定している。

【大学データ】
住所=大阪府和泉市まなび野1―1
☎️=0725―54―3131
学生数=6441人
学部=国際教養学部、社会学部、法学部、経済学部、経営学部
http://www.andrew.ac.jp

 

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